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四字熟語一覧

四字熟語
目次

あ行 – あ の四字熟語一覧(あ001〜あ042)

あ001|哀哀父母(あいあいふぼ)     |【意味】:親の恩を思って深く悲しむ気持ちを表す言葉。
あ002|合縁奇縁(あいえんきえん)    |【意味】:人との出会いや関係は不思議な縁によって決まるということ。
あ003|哀毀骨立(あいきこつりつ)    |【意味】:深い悲しみでやつれて骨と皮ばかりになること。
あ004|哀矜懲創(あいきょうちょうそう) |【意味】:哀れみつつも過ちを懲らし、再発を防ぐ意。
あ005|相碁井目(あいごせいもく)    |【意味】:力量に差がある者同士が互いに補い合うこと。
あ006|哀糸豪竹(あいしごうちく)    |【意味】:音楽における柔らかさと力強さの調和。
あ007|愛別離苦(あいべつりく)     |【意味】:愛する人と別れる苦しみ。仏教の四苦八苦の一つ。
あ008|曖昧模糊(あいまいもこ)     |【意味】:物事がはっきりせず、ぼんやりしている様子。
あ009|哀鳴啾啾(あいめいしゅうしゅう) |【意味】:悲しげに鳴き声が響く様子。
あ010|青息吐息(あおいきといき)    |【意味】:困窮や苦しさでため息ばかりつくこと。
あ011|悪衣悪食(あくいあくしょく)   |【意味】:質素な生活のたとえ。または外見より中身を重んじる意。
あ012|悪因悪果(あくいんあっか)    |【意味】:悪い行いは必ず悪い結果をもたらすという教え。
あ013|悪逆無道(あくぎゃくむどう)   |【意味】:人道に背いた極めて悪い行い。
あ014|悪酔強酒(あくすいきょうしゅ)  |【意味】:酒癖が悪く、酒に溺れること。
あ015|悪戦苦闘(あくせんくとう)    |【意味】:苦しい状況の中で必死に努力して戦うこと。
あ016|悪人正機(あくにんしょうき)   |【意味】:悪人こそが救いの対象となるという浄土真宗の教え。
あ017|握髪吐哺(あくはつとほ)     |【意味】:賢者を得ようとして礼を尽くすこと。
あ018|悪木盗泉(あくぼくとうせん)   |【意味】:悪いものには近づくなという戒め。
あ019|鴉雀無声(あじゃくむせい)    |【意味】:非常に静まりかえっているさま。
あ020|啞然失笑(あぜんしっしょう)   |【意味】:あきれてものも言えず、思わず笑ってしまうこと。
あ021|鴉巣生鳳(あそうせいほう)    |【意味】:つまらない者の中から立派な人物が出るたとえ。
あ022|悪口雑言(あっこうぞうごん)   |【意味】:ひどい悪口やののしりの言葉。
あ023|阿鼻叫喚(あびきょうかん)    |【意味】:悲惨な状況で多くの人が泣き叫ぶ様子。
あ024|阿鼻地獄(あびじごく)      |【意味】:八大地獄の一つで、最も恐ろしい苦しみの地獄。
あ025|阿附迎合(あふげいごう)     |【意味】:権力者などにこびへつらうこと。
あ026|蛙鳴蟬噪(あめいせんそう)    |【意味】:くだらない議論やにぎやかなだけの話。
あ027|阿諛追従(あゆついしょう)     |【意味】:こびへつらい、人に従ってへつらうこと。
あ028|阿頼耶識(あらやしき)      |【意味】:仏教における八識のひとつで、人間の深層意識。
あ029|暗雲低迷(あんうんていめい)   |【意味】:不安や悪い兆しが立ち込める様子。
あ030|安居楽業(あんきょらくぎょう)  |【意味】:世の中が平和で人々が安定した生活を送ること。
あ031|暗香疎影(あんこうそえい)    |【意味】:ほのかに香り、ちらつく影。梅の風情を表す言葉。
あ032|安車蒲輪(あんしゃほりん)    |【意味】:高齢者に対する丁重なもてなし。敬老の意。
あ033|安心立命(あんしんりつめい)   |【意味】:心を落ち着けて天命に従うこと。
あ034|暗送秋波(あんそうしゅうは)   |【意味】:密かに色目を送って相手の気を引くこと。
あ035|安宅正路(あんたくせいろ)    |【意味】:安らかで正しい道を歩むこと。
あ036|暗中飛躍(あんちゅうひやく)   |【意味】:先が見えない中でも思い切って行動すること。
あ037|暗中模索(あんちゅうもさく)   |【意味】:手がかりもないままに探し求めること。
あ038|安養浄土(あんにょうじょうど)  |【意味】:西方極楽浄土のこと。阿弥陀仏がいる世界。
あ039|安寧秩序(あんねいちつじょ)   |【意味】:平和で秩序の保たれた状態。
あ040|安穏無事(あんのんぶじ)     |【意味】:穏やかで何事もなく過ごせること。
あ041|安分守己(あんぶんしゅき)    |【意味】:分を守って自分の身を安んじること。
あ042|安楽浄土(あんらくじょうど)   |【意味】:阿弥陀仏のいる極楽世界。

あ行 – い の四字熟語一覧(い001〜い132)

い001|唯唯諾諾(いいだくだく)    |【意味】:何でも他人の言いなりになること。主体性がない様子。
い002|易往易行(いおういぎょう)   |【意味】:誰にでも実践しやすい仏教の教えや道理。
い003|衣冠盛事(いかんせいじ)    |【意味】:礼装をして行われる盛大な儀式や行事。
い004|遺憾千万(いかんせんばん)   |【意味】:非常に残念で心残りな気持ちを強く表す言葉。
い005|衣冠束帯(いかんそくたい)   |【意味】:古代の正式な礼服。貴族や官人の儀礼服装。
い006|意気軒昂(いきけんこう)    |【意味】:意気込みが盛んで元気に満ちているさま。
い007|意気自如(いきじじょ)     |【意味】:落ち着いていて、少しも動揺しないこと。
い008|意気消沈(いきしょうちん)   |【意味】:元気ややる気を失い、落ち込むこと。
い009|意気衝天(いきしょうてん)   |【意味】:意気込みが非常に高く、天にまで届く勢い。
い010|意気阻喪(いきそそう)     |【意味】:気力を失って元気がなくなること。
い011|意気投合(いきとうごう)    |【意味】:互いに気持ちが通じ合い、心が打ち解けること。
い012|意気揚揚(いきようよう)    |【意味】:得意げで誇らしげな様子。
い013|衣錦尚絅(いきんしょうけい)  |【意味】:内面の才能や美徳をあえて隠し、慎み深くすること。
い014|郁郁青青(いくいくせいせい)  |【意味】:草木が青々と茂っているさま。風雅な雰囲気。
い015|異口同音(いくどうおん)    |【意味】:多くの人が口を揃えて同じことを言うこと。
い016|夷険一節(いけんいっせつ)   |【意味】:困難に直面しても節操を守ること。
い017|異国情緒(いこくじょうちょ)  |【意味】:外国特有の雰囲気や趣。
い018|意在言外(いざいげんがい)   |【意味】:言葉の裏にある真意や含意。
い019|意志薄弱(いしはくじゃく)   |【意味】:意志が弱く、意思決定ができないこと。
い020|遺臭万載(いしゅうばんさい)  |【意味】:悪名が後世まで残ること。
い021|医食同源(いしょくどうげん)  |【意味】:食事と医療は根本が同じであるという考え。
い022|以身殉利(いしんじゅんり)   |【意味】:自分の身を犠牲にして利益を追求すること。
い023|以心伝心(いしんでんしん)   |【意味】:言葉を使わなくても互いの心が通じ合うこと。
い024|衣帯中賛(いたいちゅうさん)  |【意味】:書画などを衣や帯に収めている賛辞。
い025|異体同心(いたいどうしん)   |【意味】:体は異なっても心は一つ。心を合わせること。
い026|衣帯不解(いたいふかい)    |【意味】:常に気を引き締め、心を緩めないこと。
い027|異端邪説(いたんじゃせつ)   |【意味】:正統から外れた異説・異教的な思想。
い028|一意攻苦(いちいこうく)    |【意味】:一つのことに集中して苦労に耐え努力すること。
い029|一意専心(いちいせんしん)   |【意味】:一つのことに心を集中させること。
い030|一衣帯水(いちいたいすい)   |【意味】:非常に近い距離にあること。特に国と国との関係に使う。
い031|一韻到底(いちいんとうてい)  |【意味】:最初から最後まで一貫した調子・主張であること。
い032|一栄一辱(いちえいいちじょく) |【意味】:栄えることも恥をかくことも、どちらもあるということ。
い033|一往一来(いちおういちらい)  |【意味】:行ったり来たりすること。また、対応の往復。
い034|一月三舟(いちがつさんしゅう) |【意味】:同じ月を見ていても、立場が違えば感じ方が異なること。
い035|一牛鳴地(いちぎゅうめいち)  |【意味】:田舎の片隅、小さな土地のたとえ。
い036|一言一行(いちげんいっこう)  |【意味】:言葉も行動もすべて慎重で責任があること。
い037|一言居士(いちげんこじ)    |【意味】:何事にも一言言わないと気がすまない人。
い038|一元描写(いちげんびょうしゃ) |【意味】:一つの視点から対象をとらえる表現方法。
い039|一期一会(いちごいちえ)    |【意味】:一生に一度の出会い。今の出会いを大切にすること。
い040|一伍一什(いちごいちじゅう)  |【意味】:兵士の五人・十人のたとえ。少人数の部隊。
い041|一業所感(いちごうしょかん)  |【意味】:自分の行いに応じた結果を自分が受けること。
い042|一言半句(いちごんはんく)   |【意味】:ほんのわずかな言葉。一言二言。
い043|一言芳恩(いちごんほうおん)  |【意味】:たった一言でも恩義を感じて報いること。
い044|一字三礼(いちじさんらい)   |【意味】:一字を書くごとに三度拝礼する。非常に丁寧に学ぶこと。
い045|一字千金(いちじせんきん)   |【意味】:非常に価値ある文章や言葉。
い046|一日千秋(いちじつせんしゅう) |【意味】:待ち遠しくて一日が千年のように感じること。
い047|一字不説(いちじふせつ)    |【意味】:仏教で言葉を用いず悟りを伝える境地。
い048|一汁一菜(いちじゅういっさい) |【意味】:質素な食事。ご飯と汁物、菜一品のみ。
い049|一樹百穫(いちじゅひゃっかく) |【意味】:一つの働きが多くの成果をもたらすこと。
い050|一上一下(いちじょういちげ)  |【意味】:物事が上下に入り乱れること。
い051|一場春夢(いちじょうのしゅんむ)|【意味】:人生のはかなさのたとえ。一時の夢。
い052|一時流行(いちじりゅうこう)  |【意味】:ある期間だけ流行すること。
い053|一新紀元(いちしんきげん)   |【意味】:時代が大きく転換し、新しい時代が始まること。
い054|一塵法界(いちじんほっかい)  |【意味】:小さなものの中にも大宇宙があるという仏教の考え。
い055|一族郎党(いちぞくろうとう)  |【意味】:一家・一族とその家来・関係者たち。
い056|一大決心(いちだいけっしん)  |【意味】:重大なことを決断すること。
い057|一諾千金(いちだくせんきん)  |【意味】:一度の約束でも必ず守る、信義の重さのたとえ。
い058|一団和気(いちだんのわき)   |【意味】:全体が仲良くまとまっている様子。
い059|一読三嘆(いちどくさんたん)  |【意味】:一度読んで三度感動する。優れた文章を賞賛する言葉。
い060|一人当千(いちにんとうせん)  |【意味】:非常に強く、優れた人物のたとえ。
い061|一念発起(いちねんほっき)   |【意味】:強く心に決めて新たに何かを始めること。
い062|一暴十寒(いちばくじっかん)  |【意味】:努力が続かず効果が出ないことのたとえ。
い063|一罰百戒(いちばつひゃっかい) |【意味】:一人を罰して多数への戒めとすること。
い064|一病息災(いちびょうそくさい) |【意味】:軽い病を持っているほうがかえって長生きすること。
い065|一部始終(いちぶしじゅう)   |【意味】:最初から最後までの全ての経緯。
い066|一別以来(いちべついらい)   |【意味】:別れて以来。別れてからの期間。
い067|一望千頃(いちぼうせんけい)  |【意味】:広大な土地が一目で見渡せること。
い068|一望無垠(いちぼうむぎん)   |【意味】:はてしなく広がる様子。
い069|一木一草(いちぼくいっそう)  |【意味】:自然界のありとあらゆる植物。取るに足らないものの例え。
い070|一枚看板(いちまいかんばん)  |【意味】:団体の中心人物。またはその人の存在。
い071|一味同心(いちみどうしん)   |【意味】:心を一つにして協力すること。
い072|一味徒党(いちみととう)    |【意味】:悪事をたくらむ仲間。
い073|一網打尽(いちもうだじん)   |【意味】:一度の行動で悪者や対象を一気に捕まえること。
い074|一毛不抜(いちもうふばつ)   |【意味】:非常にけちで他人に何も与えようとしないこと。
い075|一目十行(いちもくじゅうぎょう)|【意味】:非常に速く文章を読むこと。
い076|一目瞭然(いちもくりょうぜん) |【意味】:一目で物事がはっきりわかること。
い077|一問一答(いちもんいっとう)  |【意味】:質問一つに答え一つ。簡潔なやりとり。
い078|一文半銭(いちもんはんせん)  |【意味】:非常に少額なお金。
い079|一文不通(いちもんふつう)   |【意味】:まったくお金がないこと。
い080|一夜十起(いちやじっき)    |【意味】:何度も目を覚ますこと。親が子を気遣うことの例え。
い081|一遊一予(いちゆういちよ)   |【意味】:ただの遊びや軽い行動。
い082|一葉知秋(いちようちしゅう)  |【意味】:小さな兆しから大きな変化を察すること。
い083|一陽来復(いちようらいふく)  |【意味】:悪いことが続いた後、運が好転すること。
い084|一利一害(いちりいちがい)   |【意味】:利点と欠点が一つずつあること。
い085|一粒万倍(いちりゅうまんばい) |【意味】:小さな努力が大きな成果を生むたとえ。
い086|一了百了(いちりょうひゃくりょう)|【意味】:一つを理解すればすべてが分かること。
い087|一蓮托生(いちれんたくしょう) |【意味】:運命を共にすること。
い088|一労永逸(いちろうえいいつ)  |【意味】:一度苦労すれば後は楽になること。
い089|一路平安(いちろへいあん)   |【意味】:旅の無事を祈る言葉。
い090|一攫千金(いっかくせんきん)  |【意味】:一度のチャンスで大金を得ること。
い091|一家眷族(いっかけんぞく)   |【意味】:一家とその親類縁者、または家族全体。
い092|一家団欒(いっかだんらん)   |【意味】:家族全員が仲良く集まってくつろぐこと。
い093|一喜一憂(いっきいちゆう)   |【意味】:状況の変化に一喜一憂して心が落ち着かないこと。
い094|一気呵成(いっきかせい)    |【意味】:一気に物事を仕上げること。途中で止まらず一気に進める。
い095|一騎当千(いっきとうせん)   |【意味】:非常に強く、並外れた能力を持つこと。
い096|一球入魂(いっきゅうにゅうこん)|【意味】:一球一球に全力を込めて投げること。真剣勝負のたとえ。
い097|一虚一盈(いっきょいちえい)  |【意味】:盛衰や栄枯が交互に来ること。
い098|一挙一動(いっきょいちどう)  |【意味】:一つ一つの動作・行動のすべて。
い099|一挙両失(いっきょりょうしつ) |【意味】:一つのことをして二つのものを同時に失うこと。
い100|一挙両得(いっきょりょうとく) |【意味】:一つの行動で二つの利益を得ること。
い101|一件落着(いっけんらくちゃく) |【意味】:物事や事件が無事に解決すること。
い102|一口両舌(いっこうりょうぜつ) |【意味】:前と言うことが変わり、信用できないこと。
い103|一刻千金(いっこくせんきん)  |【意味】:わずかな時間が非常に貴重であること。
い104|一顧傾城(いっこけいせい)   |【意味】:美女が一目見るだけで国が傾くほどの美しさ。
い105|一切合切(いっさいがっさい)  |【意味】:何もかもすべて。
い106|一切衆生(いっさいしゅじょう) |【意味】:すべての生きとし生けるもの。仏教用語。
い107|一死七生(いっししちしょう)  |【意味】:死んでもまた生き返り、何度でも命を捧げること。
い108|一子相伝(いっしそうでん)   |【意味】:奥義などを子一人だけに伝えること。
い109|一視同仁(いっしどうじん)   |【意味】:人を差別せず平等に扱うこと。
い110|一紙半銭(いっしはんせん)   |【意味】:価値のないわずかなお金。
い111|一死報国(いっしほうこく)   |【意味】:命を捧げて国に尽くすこと。
い112|一瀉千里(いっしゃせんり)   |【意味】:文章や話などが流れるように速く進むさま。
い113|一宿一飯(いっしゅくいっぱん) |【意味】:少しの恩義でも忘れずに報いること。
い114|一觴一詠(いっしょういちえい) |【意味】:酒を酌み交わし詩を詠む風流な宴。
い115|一生懸命(いっしょうけんめい) |【意味】:命がけで何かを行うこと。努力を尽くすこと。
い116|一唱三嘆(いっしょうさんたん) |【意味】:一度聞くだけで感嘆が三度出るほどのすばらしさ。
い117|一笑千金(いっしょうせんきん) |【意味】:美女の笑顔には千金の価値があること。
い118|一触即発(いっしょくそくはつ) |【意味】:ちょっとしたことで大きな事件が起きそうな緊張状態。
い119|一進一退(いっしんいったい)  |【意味】:進んだり退いたりして、なかなか決着がつかない様子。
い120|一心一徳(いっしんいっとく)  |【意味】:一つの心に一つの徳。志が一つであること。
い121|一心同体(いっしんどうたい)  |【意味】:心も体も一つになるほどに結びついた関係。
い122|一心不乱(いっしんふらん)   |【意味】:心を一つに集中させて他に気を散らさないこと。
い123|一酔千日(いっすいせんにち)  |【意味】:一度の酔いが何日にも及ぶ。非常に気持ちの良い酔い。
い124|一寸丹心(いっすんのたんしん) |【意味】:わずかでも誠実な心。
い125|一世一代(いっせいちだい)   |【意味】:一生に一度きりのこと。または一生をかけたこと。
い126|一石二鳥(いっせきにちょう)  |【意味】:一つの行動で二つの利益を得ること。
い127|一殺多生(いっせつたしょう)  |【意味】:一人を犠牲にして多くの命を救うこと。
い128|一銭一厘(いっせんいちりん)  |【意味】:非常にわずかなお金。
い129|一体分身(いったいぶんしん)  |【意味】:一つの存在が複数の姿をとること。
い130|一知半解(いっちはんかい)   |【意味】:少し知っているだけで、十分に理解していないこと。
い131|一朝一夕(いっちょういっせき) |【意味】:ごく短い時間。物事を短期間で成し遂げるのは困難なことのたとえ。
い132|一長一短(いっちょういったん) |【意味】:長所と短所の両方があること。

あ行 – う の四字熟語一覧(う001〜う038)

う001|有為転変(ういてんぺん)    |【意味】:この世のすべては常に変化し、無常であるという仏教的思想。
う002|烏焉魯魚(うえんろぎょ)    |【意味】:文字の書き間違いや読み間違いによる誤解や失敗のこと。
う003|右往左往(うおうさおう)    |【意味】:慌ててあちこち動き回ること。混乱している様子。
う004|雨過天晴(うかてんせい)    |【意味】:悪い状態が去って、物事が良い方向に向かうこと。
う005|羽化登仙(うかとうせん)    |【意味】:羽が生えて仙人となり、天に昇るようにこの世を離れること。転じて、俗世間を離れる理想状態。
う006|雨奇晴好(うきせいこう)    |【意味】:雨の日も晴れの日もそれぞれに風情があってすばらしいという意味。
う007|禹行舜趨(うこうしゅんすう)  |【意味】:立派な君主に倣って統治や行動をすることのたとえ。
う008|右顧左眄(うこさべん)     |【意味】:他人の顔色をうかがって自分の態度を決めること。
う009|有財餓鬼(うざいがき)     |【意味】:財産を持っていても決して人に施さない、強欲な人のこと。
う010|有相無相(うそうむそう)    |【意味】:目に見える「形あるもの」と、形のない「本質的なもの」。
う011|有象無象(うぞうむぞう)    |【意味】:雑多で取るに足らない人々の集まり。くだらない連中。
う012|内股膏薬(うちまたごうやく)  |【意味】:どちらにもつかず、態度がはっきりしないことのたとえ。
う013|有頂天外(うちょうてんがい)  |【意味】:この上なく喜ぶこと。天にも昇る気持ち。
う014|烏兎匆匆(うとそうそう)    |【意味】:月日の過ぎ去るのが非常に早いこと。光陰矢の如し。
う015|海千山千(うみせんやません)  |【意味】:世の中を知り尽くしていて、ずる賢い人のこと。
う016|有無相生(うむそうせい)    |【意味】:有と無、相反するものが互いに依存しあって存在していること。
う017|有耶無耶(うやむや)      |【意味】:あいまいで物事がはっきりしない状態。
う018|紆余曲折(うよきょくせつ)   |【意味】:物事が順調に進まず、いろいろな困難があること。
う019|雨露霜雪(うろそうせつ)    |【意味】:自然界の気象現象。転じて、自然の厳しさや変化。
う020|雲煙過眼(うんえんかがん)   |【意味】:物事が一瞬で過ぎ去るさま。過ぎ去る光景のたとえ。
う021|雲煙縹渺(うんえんひょうびょう)|【意味】:雲や煙が薄くたなびくさま。遠くかすんだ風景。
う022|運斤成風(うんきんせいふう)  |【意味】:技術や腕前が非常に優れていることのたとえ。
う023|雲行雨施(うんこううし)    |【意味】:必要なところに自然に恵みを与えること。理想的な政治のたとえ。
う024|雲合霧集(うんごうむしゅう)  |【意味】:物事が一気に集まり、盛り上がること。
う025|雲散霧消(うんさんむしょう)  |【意味】:悩みや混乱が跡形もなく消えること。
う026|雲集霧散(うんしゅうむさん)  |【意味】:集まったものがすぐにばらばらになること。
う027|雲壌月鼈(うんじょうげつべつ) |【意味】:非常に大きな違い。月とすっぽん。
う028|雲蒸竜変(うんじょうりょうへん)|【意味】:英雄や傑物が時機を得て活躍すること。
う029|雲心月性(うんしんげっせい)  |【意味】:雲のように淡く、月のように澄んだ心のこと。高潔な人格。
う030|雲泥万里(うんでいばんり)   |【意味】:雲と泥ほどにも差があること。非常に大きな違い。
う031|運否天賦(うんぷてんぷ)    |【意味】:運や不運は天の定めに委ねられているということ。
う032|雲竜井蛙(うんりゅうせいあ)  |【意味】:大きな視野を持つ者と、狭い世界に生きる者の対比。

あ行 – え の四字熟語一覧(え001〜え041)

え001|永永無窮(えいえいむきゅう)   |【意味】:いつまでも限りなく続くこと。永遠不変。
え002|栄華秀英(えいかしゅうえい)   |【意味】:栄えて華やかで、優れた才能のある人物。
え003|英華発外(えいかはつがい)    |【意味】:才能や優れた性質が表にあらわれること。
え004|永劫回帰(えいごうかいき)    |【意味】:世界や人生が無限に繰り返されるという思想。
え005|栄枯盛衰(えいこせいすい)    |【意味】:栄えることと衰えること。世の中の移り変わり。
え006|永字八法(えいじはっぽう)    |【意味】:書道の基本とされる八つの筆使いのこと。
え007|英俊豪傑(えいしゅんごうけつ)  |【意味】:非常に優れた知力・才能を持つ立派な人物。
え008|郢書燕説(えいしょえんせつ)   |【意味】:本意と違った解釈をしてしまうたとえ。
え009|永垂不朽(えいすいふきゅう)   |【意味】:名声や功績がいつまでも後世に残ること。
え010|永代供養(えいたいくよう)    |【意味】:子孫の代わりに寺院などが故人を供養し続けること。
え011|英雄欺人(えいゆうぎじん)    |【意味】:英雄が他人をあざむくこと。信頼を裏切る行為。
え012|栄耀栄華(えいようえいが)    |【意味】:富貴や贅沢な生活を誇ること。
え013|慧可断臂(えかだんぴ)      |【意味】:師に弟子入りを願うために腕を切り落として決意を示す故事。
え014|益者三友(えきしゃさんゆう)   |【意味】:人のためになる三種の友人。「正直」「誠実」「知識ある人」。
え015|易姓革命(えきせいかくめい)   |【意味】:天命が変わることで王朝が交代すること。中国古代の政治思想。
え016|依怙贔屭(えこひいき)      |【意味】:自分の好き嫌いや関係によって不公平に扱うこと。
え017|会者定離(えしゃじょうり)    |【意味】:出会った者は必ず別れる運命にあるという無常の理。
え018|得手勝手(えてかって)      |【意味】:自分の都合だけを考えて行動すること。わがまま。
え019|蜿蜒長蛇(えんえんちょうだ)   |【意味】:蛇のように長くうねって続く列や行列。
え020|燕頷虎頸(えんがんこけい)    |【意味】:容姿が立派で、武将としての風格を備えた顔つき。
え021|燕頷投筆(えんがんとうひつ)   |【意味】:文人が武人に転身すること。筆を捨てて剣を取る。
え022|延頸挙踵(えんけいきょしょう)  |【意味】:首を伸ばし、つま先立ちして待ち望む様子。
え023|遠交近攻(えんこうきんこう)   |【意味】:遠くの国と手を結び、近くの国を攻める戦略。
え024|円頂黒衣(えんちょうこくい)   |【意味】:僧侶の俗称。仏道に生きる者の姿。
え025|円転滑脱(えんてんかつだつ)   |【意味】:角が立たず、物事をうまく円満に進めること。
え026|鉛刀一割(えんとういっかつ)   |【意味】:鈍い刀でもよく切れることから、凡人でも一芸に秀でること。
え027|円頭方足(えんとうほうそく)   |【意味】:仏像の特徴。仏の足が四角く、頭が丸いという意味。
え028|延年転寿(えんねんてんじゅ)   |【意味】:長寿を願うこと。寿命を延ばすこと。
え029|煙波縹渺(えんぱひょうびょう)  |【意味】:煙る水面が遠くまで続く、幻想的な景色の形容。
え030|鳶飛魚躍(えんぴぎょやく)    |【意味】:天地自然の中で、生き物が自由に活動するさま。
え031|偃武修文(えんぶしゅうぶん)   |【意味】:武力をやめて文化を重んじること。平和を重視する。
え032|婉娩聴従(えんべんちょうじゅう) |【意味】:おだやかに相手に従い、逆らわないさま。
え033|円木警枕(えんぼくけいちん)   |【意味】:苦労をいとわず学問に励むことのたとえ。
え034|円満具足(えんまんぐそく)    |【意味】:すべてがそろって欠けることのない、完全な状態。
え035|衍曼流爛(えんまんりゅうらん)  |【意味】:文章や言葉が冗長でだらだらと続くこと。
え036|延命息災(えんめいそくさい)   |【意味】:長生きして、病気や災難にあわないこと。
え037|遠慮会釈(えんりょえしゃく)   |【意味】:相手に対して遠慮や気配りをすること。
え038|遠慮近憂(えんりょきんゆう)   |【意味】:将来に備えないと目前の問題に悩むことになるという戒め。
え039|円融無碍(えんゆうむげ)     |【意味】:仏教で、あらゆるものが調和し滞りがないこと。
え040|炎熱地獄(えんねつじごく)    |【意味】:非常に暑く苦しい場所や状況のたとえ。
え041|円機活法(えんきかっぽう)    |【意味】:臨機応変に物事を処理する方法。柔軟な判断力。

あ行 – お の四字熟語一覧(お001〜お031)

お001|嘔啞嘲哳(おうあちょうたつ)   |【意味】:騒がしく耳障りな声のたとえ。雑音が入り乱れるさま。
お002|桜花爛漫(おうからんまん)    |【意味】:桜の花が満開に咲き誇る美しいさま。
お003|応機接物(おうきせつもつ)    |【意味】:その場その場の状況に応じて人や物事に対応すること。
お004|応急措置(おうきゅうそち)    |【意味】:緊急時にとりあえず行う一時的な処置。
お005|横行闊歩(おうこうかっぽ)    |【意味】:人目をはばからず堂々と振る舞うこと。悪人がのさばる意でも用いる。
お006|往古来今(おうこらいこん)    |【意味】:過去から現在まで。古今東西。
お007|往生素懐(おうじょうそかい)   |【意味】:死ぬことで長年の願いを遂げること。
お008|王政復古(おうせいふっこ)    |【意味】:君主制・王権政治に体制を戻すこと。明治維新での制度改革も指す。
お009|王道楽土(おうどうらくど)    |【意味】:徳に基づく理想の統治により実現する平和で幸福な国。
お010|椀飯振舞(おうばんぶるまい)   |【意味】:人に惜しみなく食事などを振る舞うこと。気前の良いもてなし。
お011|応病与薬(おうびょうよやく)   |【意味】:人の状況や能力に応じて適切に対処すること。
お012|枉法徇私(おうほうじゅんし)   |【意味】:法を曲げて私利私欲を優先させること。汚職や不正。
お013|大盤振舞(おおばんぶるまい)   |【意味】:豪快に食事や金品をふるまうこと。気前がよいさま。
お014|大風呂敷(おおぶろしき)     |【意味】:実現できそうもない大げさなことを言うこと。ほら話。
お015|岡目八目(おかめはちもく)    |【意味】:当事者よりも第三者の方が物事を冷静に見られること。
お016|屋梁落月(おくりょうらくげつ)  |【意味】:別れを惜しむ友人への思いを詠んだ表現。中国の詩に由来。
お017|恩威並行(おんいへいこう)    |【意味】:思いやりと厳しさの両方をバランスよく使う政治・教育の姿勢。
お018|温厚篤実(おんこうとくじつ)   |【意味】:性格が穏やかで誠実なこと。
お019|温故知新(おんこちしん)     |【意味】:古い知識・歴史を学び、新しい知識や考えを得ること。
お020|温柔敦厚(おんじゅうとんこう)  |【意味】:態度や性格が穏やかで情が深く、人情味に厚いこと。
お021|怨親平等(おんしんびょうどう)  |【意味】:仏の慈悲は敵も味方も差別しないこと。
お022|音信不通(おんしんふつう)    |【意味】:手紙や連絡がまったくないこと。
お023|温凊定省(おんせいていせい)   |【意味】:親に孝養を尽くすこと。親の暑さ寒さを気遣い、安否を確かめる意。
お024|怨憎会苦(おんぞうえく)     |【意味】:仏教での八苦の一つ。嫌いな人と会わねばならない苦しみ。
お025|音吐朗朗(おんとろうろう)    |【意味】:声がはっきりとしていてよく通ること。
お026|乳母日傘(おんばひがさ)     |【意味】:過保護に育てられること。大事にされすぎること。
お027|厭離穢土(おんりえど)      |【意味】:この世の穢れや苦しみを厭い、浄土に往生したいと願う心。
お028|円融無碍(えんゆうむげ)     |【意味】:何にもとらわれず、自由自在に物事が行えること。仏教の理想的境地。
お029|炎熱地獄(えんねつじごく)    |【意味】:猛烈な暑さ。苦しみのたとえや猛暑の形容にも使う。
お030|円機活法(えんきかっぽう)    |【意味】:その場その場で柔軟に対応すること。臨機応変。
お031|円満具足(えんまんぐそく)    |【意味】:あらゆる徳を備え、すべてがそろって不足のないこと。

か行 – か の四字熟語一覧(か001〜か132)

か001|解衣推食(かいいすいしょく)   |【意味】:自分の衣や食を与えるほど人に親切にすること。
か002|改過自新(かいかじしん)     |【意味】:過ちを改め、自分を新しく生まれ変わらせること。
か003|海闊天空(かいかつてんくう)   |【意味】:海や空のように広く大らかなこと。心が広いこと。
か004|開巻有益(かいかんゆうえき)   |【意味】:書物はどこを読んでも必ず利益があるということ。
か005|開眼供養(かいげんくよう)    |【意味】:仏像の完成時に魂を入れるための供養儀式。
か006|開口一番(かいこういちばん)   |【意味】:口を開いて最初に発する言葉。冒頭に言ったこと。
か007|外交辞令(がいこうじれい)    |【意味】:本音ではなく表向きの礼儀的な挨拶や言葉。
か008|外巧内嫉(がいこうないしつ)   |【意味】:外面はうまく取り繕っていても、内心では妬みを抱いていること。
か009|回光反照(かいこうへんしょう)  |【意味】:死の直前に一時的に元気を取り戻すこと。
か010|回山倒海(かいざんとうかい)   |【意味】:山を動かし海をひっくり返すような猛烈な力。壮大な気力。
か011|海市蜃楼(かいししんろう)    |【意味】:実在しない幻想的な光景。幻影。
か012|鎧袖一触(がいしゅういっしょく) |【意味】:簡単に相手を倒すこと。強敵を容易に破ること。
か013|外柔内剛(がいじゅうないごう)  |【意味】:外見は柔らかいが内面は非常に強いこと。
か014|下意上達(かいじょうたつ)    |【意味】:下の意見が上に通じること。部下の考えが上層部に届く。
か015|開心見誠(かいしんけんせい)   |【意味】:心を開いて真心を見せること。
か016|灰心喪気(かいしんそうき)    |【意味】:意欲を失って気力がなくなること。落胆。
か017|海誓山盟(かいせいさんめい)   |【意味】:変わることのない固い約束。主に男女間の誓い。
か018|階前万里(かいぜんばんり)    |【意味】:眼前に広大な世界が広がっていることのたとえ。
か019|海内無双(かいだいむそう)    |【意味】:世の中に並ぶ者がいないほど優れていること。
か020|街談巷説(がいだんこうせつ)   |【意味】:世間でのうわさ話。道端の俗論。
か021|回天事業(かいてんじぎょう)   |【意味】:時勢や運命を一変させるほどの大事業。
か022|改頭換面(かいとうかんめん)   |【意味】:表面や名前だけを変えて中身が変わらないこと。
か023|開物成務(かいぶつせいむ)    |【意味】:万物の道理を明らかにし、事業を成功させること。
か024|槐門棘路(かいもんきょくろ)   |【意味】:役人の家の門前が繁盛し、出世の道が険しいたとえ。
か025|怪力乱神(かいりきらんしん)   |【意味】:合理性を超えた神秘的・怪奇的なこと。儒教では避ける対象。
か026|偕老同穴(かいろうどうけつ)   |【意味】:夫婦が仲良く添い遂げ、死後も共に葬られること。
か027|薤露蒿里(かいろこうり)     |【意味】:人の命のはかなさと死を悼む詩的表現。
か028|夏雲奇峰(かうんきほう)     |【意味】:夏の雲と奇岩。雄大で変化に富んだ自然の景観。
か029|下学上達(かがくじょうたつ)   |【意味】:身近なことから学んで高尚なことへ進むこと。
か030|呵呵大笑(かかたいしょう)    |【意味】:大声で豪快に笑うこと。
か031|夏下冬上(かかとうじょう)    |【意味】:理にかなわないこと。季節を逆にする意。
か032|家給人足(かきゅうじんそく)   |【意味】:どの家庭も豊かで人々が安定して暮らせること。
か033|科挙圧巻(かきょあっかん)    |【意味】:試験で非常に優秀な成績を収めること。圧倒的な出来栄え。
か034|隔岸観火(かくがんかんか)    |【意味】:他人の苦境を安全な場所から傍観すること。
か035|各人各様(かくじんかくよう)   |【意味】:人それぞれに性格や考えが異なること。
か036|廓然大公(かくぜんたいこう)   |【意味】:心が広くて私欲のないこと。清廉潔白。
か037|格致日新(かくちにっしん)    |【意味】:物事の理を探求し、日々進歩を遂げること。
か038|学知利行(がくちりこう)     |【意味】:学んで知り、理解し、実践すること。
か039|鶴髪童顔(かくはつどうがん)   |【意味】:髪は白いが顔は若々しい、健康で長寿のたとえ。
か040|格物致知(かくぶつちち)     |【意味】:物事の本質を探究して真理に至ること。儒教の教え。
か041|鶴立企佇(かくりつきちょ)    |【意味】:背筋を伸ばして立ち、今か今かと待ち望むこと。
か042|嫁鶏随鶏(かけいずいけい)    |【意味】:嫁は夫に従うべきだというたとえ。
か043|家鶏野鶩(かけいやぼく)     |【意味】:身近な優れたものが外の劣ったものに劣るように見えるたとえ。
か044|花紅柳緑(かこうりゅうりょく)  |【意味】:自然の景色が美しく調和している様子。
か045|河山帯礪(かざんたいれい)    |【意味】:国土の永遠の誓い。永遠に変わらぬ友情や誓いのたとえ。
か046|加持祈禱(かじきとう)      |【意味】:神仏に祈って加護を求めること。
か047|家常茶飯(かじょうさはん)    |【意味】:ありふれていて珍しくないこと。日常茶飯事。
か048|過剰防衛(かじょうぼうえい)   |【意味】:防衛の範囲を超えて必要以上に反撃してしまうこと。
か049|画脂鏤氷(がしろうひょう)    |【意味】:無駄な努力。意味のないことに労力を費やすこと。
か050|臥薪嘗胆(がしんしょうたん)   |【意味】:復讐や目的達成のために苦労を重ねること。
か051|雅人深致(がじんしんち)     |【意味】:風雅で趣深い人のこと。
か052|佳人薄命(かじんはくめい)    |【意味】:美人はとかく短命であることのたとえ。
か053|嘉辰令月(かしんれいげつ)    |【意味】:めでたい日、吉祥の日のこと。
か054|雅俗折衷(がぞくせっちゅう)   |【意味】:上品なものと俗っぽいものの中間を取ること。
か055|画蛇添足(がだてんそく)     |【意味】:余計なことをして失敗すること。
か056|夏虫疑氷(かちゅうぎひょう)   |【意味】:見識のない者が理解できないことを疑うこと。
か057|花朝月夕(かちょうげっせき)   |【意味】:春の朝と秋の夜。風雅な美しい時節。
か058|花鳥諷詠(かちょうふうえい)   |【意味】:自然の美しさを詠み、風流を味わうこと。
か059|花鳥風月(かちょうふうげつ)   |【意味】:自然の風物の美しさ。風流を楽しむ心。
か060|隔靴搔痒(かっかそうよう)    |【意味】:もどかしく、核心に届かないこと。
か061|確固不抜(かっこふばつ)     |【意味】:意思がしっかりしていて動じないこと。
か062|活殺自在(かっさつじざい)    |【意味】:生かすも殺すも思いのまま。自由自在に操ること。
か063|合従連衡(がっしょうれんこう)  |【意味】:策略的に同盟・離反を繰り返す外交手段。
か064|闡然大悟(かつぜんたいご)    |【意味】:真理に目覚めて、悟りを得ること。
か065|闊達自在(かったつじざい)    |【意味】:度量が大きく、こだわりがなくのびのびしていること。
か066|活潑潑地(かっぱつはっち)    |【意味】:命があふれるように生き生きとした様子。
か067|我田引水(がでんいんすい)    |【意味】:自分の利益ばかりを考えて行動すること。
か068|寡頭政治(かとうせいじ)     |【意味】:少数の権力者が支配する政治体制。
か069|家徒四壁(かとしへき)      |【意味】:家の中に何もなく、貧しい様子。
か070|河図洛書(かとらくしょ)     |【意味】:古代中国の伝説的な書。天命や政治の象徴とされた図書。
か071|禍福倚伏(かふくいふく)     |【意味】:災いと幸せは互いに転じ合うものということ。
か072|禍福得喪(かふくとくそう)    |【意味】:災いと幸い、得ることと失うこと。人生の浮き沈み。
か073|寡聞少見(かぶんしょうけん)   |【意味】:見聞が少なく、物事に疎いこと。
か074|我武者羅(がむしゃら)      |【意味】:無我夢中で物事に突き進むさま。
か075|下陵上替(かりょうじょうたい)  |【意味】:目下が目上を軽んじて秩序が乱れること。
か076|画竜点睛(がりょうてんせい)   |【意味】:最後に重要な点を加えて完成させること。
か077|迦陵頻伽(かりょうびんが)    |【意味】:極楽浄土に住むとされる、美声の天女のような鳥。
か078|臥竜鳳雛(がりょうほうすう)   |【意味】:将来大きな人物になる器を持った若者。
か079|寡廉鮮恥(かれんせんち)     |【意味】:恥を知らず、良心に欠けること。
か080|苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)  |【意味】:過度に重税や労役を課して民を苦しめること。
か081|夏炉冬扇(かろとうせん)     |【意味】:時期外れで役に立たないもののたとえ。
か082|閑雲野鶴(かんうんやかく)    |【意味】:俗世間を離れて自由気ままに暮らす人のたとえ。
か083|檻猿籠鳥(かんえんろうちょう)  |【意味】:自由を失い、拘束されている境遇のたとえ。
か084|感慨無量(かんがいむりょう)   |【意味】:心に深く感じ入って、言葉にできないほど感動すること。
か085|鰥寡孤独(かんかこどく)     |【意味】:助けを必要とする、社会的弱者のこと。
か086|轗軻不遇(かんかふぐう)     |【意味】:才能があっても世に認められないで苦しむこと。
か087|侃侃諤諤(かんかんがくがく)   |【意味】:正しいことを堂々と主張し合うさま。
か088|観感興起(かんかんこうき)    |【意味】:感動し、心が奮い立つこと。
か089|官官接待(かんかんせったい)   |【意味】:役人同士が公費で贅沢に接待しあうこと。
か090|緩急自在(かんきゅうじざい)   |【意味】:物事の速度や対応を自由自在に調整できること。
か091|汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう) |【意味】:蔵書が非常に多いことのたとえ。
か092|管窺蠡測(かんきれいそく)    |【意味】:見識が狭く、浅いことのたとえ。
か093|甘言蜜語(かんげんみつご)    |【意味】:甘く人をだますような言葉。
か094|頑固一徹(がんこいってつ)    |【意味】:非常に頑固で自分の意見を曲げないこと。
か095|眼光炯炯(がんこうけいけい)   |【意味】:鋭く光る眼差し。見識や判断力が優れていること。
か096|顔厚忸怩(がんこうじくじ)    |【意味】:厚かましいことをしても、内心では恥じている様子。
か097|眼高手低(がんこうしゅてい)   |【意味】:理想は高いが、実力が伴わないこと。
か098|寒江独釣(かんこうどくちょう)  |【意味】:孤高の境地で世俗を離れた静かな生活。
か099|換骨奪胎(かんこつだったい)   |【意味】:元の形を変えて新しく創作すること。
か100|冠婚葬祭(かんこんそうさい)   |【意味】:人生の重要な儀式(成人・結婚・葬式・祭り)の総称。
か101|寒山拾得(かんざんじっとく)   |【意味】:世俗を離れて風狂な生活をしたとされる中国の伝説的な人物。
か102|干将莫邪(かんしょうばくや)   |【意味】:伝説の名刀の名前。また、夫婦の象徴ともされる。
か103|寛仁大度(かんじんたいど)    |【意味】:心が広くて思いやりがあり、度量のあること。
か104|冠前絶後(かんぜんぜつご)    |【意味】:それ以前にもそれ以後にもないほど優れていること。
か105|勧善懲悪(かんぜんちょうあく)  |【意味】:善を勧め、悪を懲らしめるという道徳的な教え。
か106|完全無欠(かんぜんむけつ)    |【意味】:欠点がまったくないこと。完璧。
か107|官尊民卑(かんそんみんぴ)    |【意味】:役人を尊び、民を見下す思想や風潮。
か108|寒煖饑飽(かんだんきほう)    |【意味】:衣食住の基本的な人間の欲求。
か109|管仲随馬(かんちゅうずいば)   |【意味】:名臣が主君に忠義を尽くすたとえ。
か110|歓天喜地(かんてんきち)     |【意味】:天を仰ぎ地を叩いて喜ぶほど大喜びすること。
か111|環堵蕭然(かんとしょうぜん)   |【意味】:住まいが貧しく寂しい様子。
か112|艱難辛苦(かんなんしんく)    |【意味】:困難で苦しい状況に耐えること。
か113|奸佞邪智(かんねいじゃち)    |【意味】:ずる賢く、道に外れた知恵を持った者。
か114|玩物喪志(がんぶつそうし)    |【意味】:無意味なものに熱中して志を失うこと。
か115|感奮興起(かんぷんこうき)    |【意味】:感動して奮い立ち、やる気になること。
か116|含哺鼓腹(がんぽこふく)     |【意味】:平和で豊かな暮らしを楽しむこと。
か117|頑迷固陋(がんめいころう)    |【意味】:頭が固くて、道理や柔軟な考えを受け入れないこと。
か118|頑冥不霊(がんめいふれい)    |【意味】:考えが愚かで道理をわきまえないこと。
か119|冠履倒易(かんりとうえき)    |【意味】:物事の順序・主従関係が逆転していることのたとえ。
か120|閑話休題(かんわきゅうだい)   |【意味】:本題に戻るときの言葉。「話はさておき」。
か121|感恩戴徳(かんおんたいたく)   |【意味】:深く感謝し、恩を心に刻むこと。
か122|肝胆相照(かんたんそうしょう)  |【意味】:心の底から互いに信頼し合っている関係。
か123|奸智巧言(かんちこうげん)    |【意味】:悪賢くて口が巧みなこと。
か124|勘定合点(かんじょうがってん)  |【意味】:納得して合意すること。
か125|感慨多端(かんがいたたん)    |【意味】:思うことが多く、深く心が動かされること。
か126|感激涕涙(かんげきているい)   |【意味】:深く感動して涙を流すこと。
か127|甘受苦行(かんじゅくぎょう)   |【意味】:苦しみを素直に受け入れて耐えること。
か128|閑古鳥鳴(かんこどりなく)    |【意味】:人の気配がなく寂れている様子。
か129|勘忍袋破(かんにんぶくろやぶる) |【意味】:我慢の限界を超えて怒りが爆発すること。
か130|完璧帰趙(かんぺききちょう)   |【意味】:損失なく元の状態に戻ること。歴史的故事に由来。
か131|閑雲孤鶴(かんうんこかく)    |【意味】:俗世を離れ、自由に孤高を生きる人のたとえ。
か132|感涙零涕(かんるいれいてい)   |【意味】:感動して涙がぽろぽろとこぼれること。

か行 – き の四字熟語一覧(き001〜き132)

き001|気韻生動(きいんせいどう)     |【意味】:詩文や書画に気品や生命感が満ちていること。
き002|気宇壮大(きうそうだい)      |【意味】:心構えや発想が大きく、立派なさま。
き003|帰依三宝(きえさんぼう)      |【意味】:仏・法・僧の三宝に帰依すること。
き004|気炎万丈(きえんばんじょう)    |【意味】:意気込みが非常に盛んなこと。
き005|祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)    |【意味】:釈迦が説法したとされる場所の名前。無常の象徴として使われる。
き006|奇怪千万(きかいせんばん)     |【意味】:非常に不思議で怪しいこと。
き007|危機一髪(ききいっぱつ)      |【意味】:極めて危険な状態で、すんでのところで危機を免れること。
き008|奇奇怪怪(ききかいかい)      |【意味】:非常に不思議で怪しいことの重ね強調。
き009|規矩準縄(きくじゅんじょう)    |【意味】:物事の正しい基準や手本。
き010|危言危行(きげんきこう)      |【意味】:あえて危険を冒しても正しいと思う言動を行うこと。
き011|貴顕紳士(きけんしんし)      |【意味】:高貴な家柄や高い地位にある紳士たち。
き012|鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)   |【意味】:鬼が泣くような悲しくものすごい叫び声。
き013|旗鼓堂堂(きこどうどう)      |【意味】:態度が堂々としていて、正々堂々としているさま。
き014|奇策妙計(きさくみょうけい)    |【意味】:非常に巧みで優れた策略や計略。
き015|起死回生(きしかいせい)      |【意味】:絶望的な状況から立ち直って再び盛り返すこと。
き016|旗幟鮮明(きしせんめい)      |【意味】:主義や立場がはっきりしていて、曖昧さがないこと。
き017|貴耳賤目(きじせんもく)      |【意味】:耳から入る情報を信じて、目で見た事実を軽んじること。
き018|疑事無功(ぎじむこう)       |【意味】:疑いを持って行うことは成功しないということ。
き019|鬼出電入(きしゅつでんにゅう)   |【意味】:鬼のように現れては電光石火のごとく消えること。
き020|起承転結(きしょうてんけつ)    |【意味】:文章や物語などの構成の基本で、順序立てた展開。
き021|喜色満面(きしょくまんめん)    |【意味】:うれしさが顔いっぱいにあふれているさま。
き022|気随気儘(きずいきまま)      |【意味】:気ままで思い通りにふるまうこと。
き023|規制緩和(きせいかんわ)      |【意味】:法律や規則などの制限をゆるめること。
き024|奇想天外(きそうてんがい)     |【意味】:まったく思いもよらない、非常に奇抜な考え。
き025|気息奄奄(きそくえんえん)     |【意味】:今にも死にそうなほど、息も絶え絶えで弱っている様子。
き026|機知機略(きちきりゃく)      |【意味】:臨機応変に知恵を働かせる才知。
き027|機知縦横(きちじゅうおう)     |【意味】:自由自在に知恵や才覚を発揮すること。
き028|鞠躬尽瘁(きっきゅうじんすい)   |【意味】:力の限り忠義を尽くすこと。
き029|吉凶禍福(きっきょうかふく)    |【意味】:幸運と不運、災難と幸福のこと。
き030|喜怒哀楽(きどあいらく)      |【意味】:人間の持つさまざまな感情。
き031|耆婆扁鵲(ぎばへんじゃく)     |【意味】:名医のたとえ。
き032|帰馬放牛(きばほうぎゅう)     |【意味】:戦争をやめて平和な世に戻るたとえ。
き033|帰命頂礼(きみょうちょうらい)   |【意味】:仏や仏法に深く帰依し、礼拝すること。
き034|鬼面仏心(きめんぶっしん)     |【意味】:外見は恐ろしいが、心は優しいこと。
き035|亀毛兎角(きもうとかく)      |【意味】:絶対にあり得ないもののたとえ。
き036|逆取順守(ぎゃくしゅじゅんしゅ)  |【意味】:道理に反して悪事を行い、善を守らないこと。
き037|脚下照顧(きゃっかしょうこ)    |【意味】:足元をよく見て、自分の立場をよくわきまえること。
き038|牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)   |【意味】:非常にたくさん食べたり飲んだりすることのたとえ。
き039|旧雨今雨(きゅううこんう)     |【意味】:以前の友人と今の友人。古い友人と新しい友人。
き040|窮猿投林(きゅうえんとうりん)   |【意味】:困って逃げ場を求めるたとえ。
き041|九夏三伏(きゅうかさんぷく)    |【意味】:夏の最も暑い時期。
き042|牛鬼蛇神(ぎゅうきだしん)     |【意味】:正体のわからない怪しいもの。
き043|牛驥同皁(ぎゅうきどうそう)    |【意味】:賢者と愚者が同列に扱われるたとえ。
き044|鳩居鵲巣(きゅうきょじゃくそう)  |【意味】:他人の成果や功績を横取りすることのたとえ。
き045|窮山幽谷(きゅうざんゆうこく)   |【意味】:人里離れた奥深い山や谷。
き046|鳩首凝議(きゅうしゅぎょうぎ)   |【意味】:多くの人が頭を寄せ集めて熱心に相談すること。
き047|救世済民(きゅうせいさいみん)   |【意味】:人々を苦しみから救い、助けること。
き048|旧態依然(きゅうたいいぜん)    |【意味】:昔の状態のままで少しも進歩がないこと。
き049|九腸寸断(きゅうちょうすんだん)  |【意味】:極度の悲しみや苦しみのたとえ。
き050|九鼎大呂(きゅうていたいりょ)   |【意味】:非常に貴重で重んじられるもののたとえ。
き051|急転直下(きゅうてんちょっか)   |【意味】:物事の成り行きが急に変わって結末に向かうこと。
き052|旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ)   |【意味】:古い習慣や形式をかたくなに守って変えないこと。
き053|窮途末路(きゅうとまつろ)     |【意味】:困り果てて、どうにもならないこと。
き054|窮年累世(きゅうねんるいせい)   |【意味】:長い年月にわたること。
き055|吸風飲露(きゅうふういんろ)    |【意味】:非常に質素な生活のたとえ。または仙人の生活。
き056|急流勇退(きゅうりゅうゆうたい)  |【意味】:盛んなうちに潔く職を退くこと。
き057|鏡花水月(きょうかすいげつ)    |【意味】:美しいが、はかなく実体のないもののたとえ。
き058|叫喚地獄(きょうかんじごく)    |【意味】:悲惨で苦しみに満ちた状態のたとえ。
き059|強幹弱枝(きょうかんじゃくし)   |【意味】:中央が強く、末端が弱い組織のたとえ。
き060|狂喜乱舞(きょうきらんぶ)     |【意味】:非常に喜んで我を忘れて踊り騒ぐこと。
き061|胸襟秀麗(きょうきんしゅうれい)  |【意味】:心が美しく立派であること。
き062|教外別伝(きょうげべつでん)    |【意味】:言葉や文字を使わず、心から心へ伝えること。
き063|狂言綺語(きょうげんきご)     |【意味】:うわべだけの巧みな言葉。誠実でない言葉。
き064|恐惶謹言(きょうこうきんげん)   |【意味】:恐れつつしみながら申し上げること。
き065|尭鼓舜木(ぎょうこしゅんぼく)   |【意味】:理想的な政治のたとえ。
き066|行住坐臥(ぎょうじゅうざが)    |【意味】:日常のすべての動作。
き067|拱手傍観(きょうしゅぼうかん)   |【意味】:手をこまねいてただ見ていること。
き068|協心戮力(きょうしんりくりょく)  |【意味】:心を合わせて力を尽くすこと。
き069|共存共栄(きょうそんきょうえい)  |【意味】:共に助け合い、共に栄えること。
き070|驚天動地(きょうてんどうち)    |【意味】:世間を非常に驚かせること。
き071|器用貧乏(きようびんぼう)     |【意味】:何でもできるが一つに秀でず損をすること。
き072|尭風舜雨(ぎょうふうしゅんう)   |【意味】:理想的な政治が行われるたとえ。
き073|興味索然(きょうみさくぜん)    |【意味】:興味がすっかり失われること。
き074|興味津津(きょうみしんしん)    |【意味】:非常に興味があるさま。
き075|狂瀾怒濤(きょうらんどとう)    |【意味】:荒れ狂う大波。激しい勢いのたとえ。
き076|虚往実帰(きょおうじっき)     |【意味】:何も得られないと思って行ったが得るものがあること。
き077|挙棋不定(きょきふてい)      |【意味】:迷って決断できないこと。
き078|虚気平心(きょきへいしん)     |【意味】:私欲や偏見を捨て、冷静であること。
き079|虚虚実実(きょきょじつじつ)    |【意味】:策略をめぐらせて争うさま。
き080|曲学阿世(きょくがくあせい)    |【意味】:真理を曲げて世間にこびる学問。
き081|旭日昇天(きょくじつしょうてん)  |【意味】:勢いが盛んなさま。
き082|曲水流觴(きょくすいりゅうしょう) |【意味】:風流な宴の様子。
き083|玉石混淆(ぎょくせきこんこう)   |【意味】:良いものと悪いものが混在すること。
き084|玉石同砕(ぎょくせきどうさい)   |【意味】:善人も悪人も一緒に滅びること。
き085|跼天蹐地(きょくてんせきち)    |【意味】:非常に気を使って行動すること。
き086|曲突徙薪(きょくとつししん)    |【意味】:災いを未然に防ぐたとえ。
き087|居敬窮理(きょけいきゅうり)    |【意味】:礼を重んじて道理を極めること。
き088|挙国一致(きょこくいっち)     |【意味】:国全体が団結して事にあたること。
き089|挙止進退(きょししんたい)     |【意味】:人の動作や行動全体。
き090|虚実皮膜(きょじつひまく)     |【意味】:虚と実の間は非常に微妙な差であること。
き091|虚心坦懐(きょしんたんかい)    |【意味】:先入観を持たず、素直な心で接すること。
き092|虚静恬淡(きょせいてんたん)    |【意味】:欲のない平穏で落ち着いたさま。
き093|挙足軽重(きょそくけいちょう)   |【意味】:ちょっとした行動が重大な意味を持つこと。
き094|挙措失当(きょそしっとう)     |【意味】:ふるまいや言動が適切でないこと。
き095|居中調停(きょちゅうちょうてい)  |【意味】:間に立って仲裁すること。
き096|玉昆金友(ぎょっこんきんゆう)   |【意味】:非常に親しい友人。
き097|虚堂懸鏡(きょどうけんきょう)   |【意味】:私心のない公明正大な心のたとえ。
き098|毀誉褒貶(きよほうへん)      |【意味】:人をほめたりけなしたりすること。
き099|魚網鴻離(ぎょもうこうり)     |【意味】:小を求めて大を逃すたとえ。
き100|魚目燕石(ぎょもくえんせき)    |【意味】:本物に似た偽物のこと。
き101|虚霊不昧(きょれいふまい)     |【意味】:人の本質的な心は常に清く曇りがないということ。
き102|機略縦横(きりゃくじゅうおう)   |【意味】:策略や知恵を自由自在にめぐらすこと。
き103|岐路亡羊(きろぼうよう)      |【意味】:道が多すぎて選択に迷うことのたとえ。
き104|議論百出(ぎろんひゃくしゅつ)   |【意味】:いろいろな意見が盛んに出されること。
き105|錦衣玉食(きんいぎょくしょく)   |【意味】:ぜいたくな暮らしをすること。
き106|金烏玉兎(きんうぎょくと)     |【意味】:太陽と月。または日と月のこと。
き107|金甌無欠(きんおうむけつ)     |【意味】:国家や体制などが完全無欠であること。
き108|金科玉条(きんかぎょくじょう)   |【意味】:最も大切に守るべき規則や法律。
き109|欣喜雀躍(きんきじゃくやく)    |【意味】:とても嬉しくて飛び跳ねるほど喜ぶこと。
き110|琴棋書画(きんきしょが)      |【意味】:文人のたしなむ四つの芸。風雅の象徴。
き111|謹厳実直(きんげんじっちょく)   |【意味】:つつしみ深く、まじめで誠実なこと。
き112|勤倹尚武(きんけんしょうぶ)    |【意味】:よく働き、質素にして、武を重んじること。
き113|勤倹力行(きんけんりっこう)    |【意味】:勤勉につとめ、質素に暮らすこと。
き114|近郷近在(きんごうきんざい)    |【意味】:都市の周辺の地域。郊外。
き115|金口木舌(きんこうぼくぜつ)    |【意味】:人々を説得する手段としての言論活動のたとえ。
き116|緊褌一番(きんこんいちばん)    |【意味】:気を引き締めて物事に全力で取り組むこと。
き117|金枝玉葉(きんしぎょくよう)    |【意味】:皇族や貴人の家系のたとえ。
き118|禽獣夷狄(きんじゅういてき)    |【意味】:教化に従わない野蛮な人々のこと。
き119|金城鉄壁(きんじょうてっぺき)   |【意味】:極めて守りが堅固なこと。
き120|金城湯池(きんじょうとうち)    |【意味】:とても守りが堅い城のたとえ。
き121|近所合壁(きんじょがっぺき)    |【意味】:互いに親しく行き来する近所づきあいのこと。
き122|錦心繍口(きんしんしゅうこう)   |【意味】:文章や詩文のすぐれた才能をもつこと。
き123|金声玉振(きんせいぎょくしん)   |【意味】:音楽が調和して美しいこと。また徳のある君子。
き124|金殿玉楼(きんでんぎょくろう)   |【意味】:豪華絢爛な宮殿のこと。
き125|金襴緞子(きんらんどんす)     |【意味】:非常にぜいたくで華麗な衣服のたとえ。
き126|金瞳皓歯(きんどうこうし)     |【意味】:美しく上品な容貌の女性を形容する語。
き127|金碧輝映(きんぺききえい)     |【意味】:金色と青碧色が輝いて美しいこと。
き128|緊要関頭(きんようかんとう)    |【意味】:きわめて大事な局面。正念場。
き129|緊縛必至(きんばくひっし)     |【意味】:必ずとらわれる運命にあること。
き130|金鼓連天(きんこれんてん)     |【意味】:戦の始まりを告げる太鼓や鐘の音が天に響くこと。
き131|錦繍前程(きんしゅうぜんてい)   |【意味】:将来が明るく立派であることのたとえ。
き132|金蘭之契(きんらんのちぎり)    |【意味】:とても堅くて美しい友情や誓いのこと。

か行 – く の四字熟語一覧(く001〜く021)

く001|空空寂寂(くうくうじゃくじゃく)  |【意味】:何もなく静まりかえっているさま。仏教で心の静寂を示す語。
く002|空空漠漠(くうくうばくばく)    |【意味】:限りなく広くて、何もないさま。
く003|空前絶後(くうぜんぜつご)     |【意味】:過去にも将来にも例がないほど非常に優れていること。
く004|偶像崇拝(ぐうぞうすうはい)    |【意味】:神や仏の像などを神聖視して信仰の対象とすること。
く005|空即是色(くうそくぜしき)     |【意味】:空と色(物質)は本来同じものであるという仏教の教え。
く006|空中楼閣(くうちゅうろうかく)   |【意味】:実現不可能な計画や根拠のない理想のたとえ。
く007|空理空論(くうりくうろん)     |【意味】:現実性のない理論や主張。
く008|苦学力行(くがくりっこう)     |【意味】:苦労して学び、実行に努めること。
く009|盟神探湯(くかたち)        |【意味】:古代日本の神判で、熱湯に手を入れて真偽を判断した儀式。
く010|苦口婆心(くこうばしん)      |【意味】:相手のためを思って厳しい忠告を繰り返すこと。
く011|苦心惨憺(くしんさんたん)     |【意味】:非常に苦労して努力すること。
く012|薬九層倍(くすりくそうばい)    |【意味】:薬の値段が非常に高いことのたとえ。
く013|狗尾続貂(くびぞくちょう)     |【意味】:優れたもののあとに、劣ったものが続くことのたとえ。
く014|九分九厘(くぶくりん)       |【意味】:ほとんど。限りなく100%に近い割合。
く015|愚問愚答(ぐもんぐとう)      |【意味】:愚かな質問と、それに対する愚かな答え。
く016|紅蓮地獄(ぐれんじごく)      |【意味】:火炎が燃え盛る激しい地獄。極めて苦しい状況のたとえ。
く017|群疑満腹(ぐんぎまんぷく)     |【意味】:疑いが多くて真相を見抜けないさま。
く018|群軽折軸(ぐんけいせつじく)    |【意味】:多くの取るに足らない者が力を合わせて強者を倒すこと。
く019|君子万年(くんしばんねん)     |【意味】:君子(立派な人物)が長寿であることを願う語。
く020|群集心理(ぐんしゅうしんり)    |【意味】:集団の中にいると個人の判断が失われ、群れに流されやすくなる心理。
く021|群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)    |【意味】:実力者たちがそれぞれ勢力を持ち、互いに争うこと。

か行 – け の四字熟語一覧(け001〜け066)

け001|鯨飲馬食(げいいんばしょく)    |【意味】:大酒を飲み、大量に食べること。暴飲暴食のたとえ。
け002|形影一如(けいえいいちにょ)    |【意味】:主従や親子など、いつも行動を共にして離れないこと。
け003|軽裘肥馬(けいきゅうひば)     |【意味】:ぜいたくな衣食や生活のたとえ。裕福な暮らし。
け004|軽挙妄動(けいきょもうどう)    |【意味】:よく考えずに軽はずみな行動をとること。
け005|刑故無小(けいこむしょう)     |【意味】:法律に関することに大小はなく、軽視してはいけないということ。
け006|霓裳羽衣(げいしょううい)     |【意味】:美しく軽やかな衣装。天女の衣のような優美なもの。
け007|経世済民(けいせいさいみん)    |【意味】:世の中を治め、人々を救うこと。政治の理想。
け008|軽諾寡信(けいだくかしん)     |【意味】:安易に約束すると信用を失うという戒め。
け009|形単影隻(けいたんえいせき)    |【意味】:ただ一人ぼっちで心細いさま。孤独。
け010|軽佻浮薄(けいちょうふはく)    |【意味】:考えや行動が軽率で、うわついて落ち着きがないこと。
け011|敬天愛人(けいてんあいじん)    |【意味】:天を敬い人を愛する。西郷隆盛の座右の銘としても有名。
け012|桂殿蘭宮(けいでんらんきゅう)   |【意味】:ぜいたくで美しい宮殿のたとえ。
け013|軽薄短小(けいはくたんしょう)   |【意味】:内容が薄く、器量も小さいこと。人物や作品への評価で使う。
け014|軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ)   |【意味】:文章や会話などが軽快で、洗練されていること。
け015|鶏鳴狗盗(けいめいくとう)     |【意味】:つまらない才能や小賢しい者のたとえ。また、役に立つ時もある意。
け016|形名参同(けいめいさんどう)    |【意味】:形と名(内と外)が一致して調和していること。
け017|軽慮浅謀(けいりょせんぼう)    |【意味】:考えが浅く、計画も不十分で軽率なこと。
け018|外題学問(げだいがくもん)     |【意味】:表面だけの知識で、中身が伴わない学問。
け019|月下氷人(げっかひょうじん)    |【意味】:縁結びの仲人。結婚を取り持つ人のこと。
け020|結跏趺坐(けっかふざ)       |【意味】:禅や仏教での座禅のときの正しい足の組み方。
け021|月卿雲客(げっけいうんかく)    |【意味】:高貴な身分の人々。貴族や高官を指す。
け022|血脈貫通(けつみゃくかんつう)   |【意味】:仏教で、師から弟子へ法が正しく伝わっていること。
け023|兼愛交利(けんあいこうり)     |【意味】:すべての人を平等に愛し、互いの利益を考える思想(墨子の言)。
け024|兼愛無私(けんあいむし)      |【意味】:私情を挟まず、すべての人を公平に愛すること。
け025|狷介孤高(けんかいここう)     |【意味】:気難しく孤立しがちだが、自分の信念を曲げない人。
け026|狷介固(けんかいころう)      |【意味】:狭量で、他人と交わらず独りよがりな態度。
け027|減価償却(げんかしょうきゃく)   |【意味】:資産の価値が時間とともに減ることを会計上で処理する手法。
け028|牽強付会(けんきょうふかい)    |【意味】:理屈を無理にこじつけて、自説に合わせること。
け029|懸軍万里(けんぐんばんり)     |【意味】:遠くに軍を進め、補給が困難な状態で戦うこと。
け030|喧喧囂囂(けんけんごうごう)    |【意味】:人々が騒がしく口論したり、主張し合うさま。
け031|見賢思斉(けんけんしせい)     |【意味】:賢者を見たら自分もそうありたいと努力すること。
け032|蹇蹇匪躬(けんけんひきゅう)    |【意味】:自分の利益を顧みず、国家や公のために尽くすこと。
け033|拳拳服膺(けんけんふくよう)    |【意味】:心に深く刻みつけて、忘れずに守ること。
け034|言行一致(げんこういっち)     |【意味】:言葉と行動が一致していること。
け035|堅甲利兵(けんこうりへい)     |【意味】:防御が固く、武器も鋭く、強い軍隊のこと。
け036|乾坤一擲(けんこんいってき)    |【意味】:運命をかけた一世一代の大勝負。
け037|減収減益(げんしゅうげんえき)   |【意味】:企業などの収入と利益が前年より減少すること。
け038|現状維持(げんじょういじ)     |【意味】:今の状態をそのまま保つこと。
け039|玄裳縞衣(げんしょうこうい)    |【意味】:見た目の派手さや装いを飾る美辞麗句。
け040|言笑自若(げんしょうじじゃく)   |【意味】:何が起きても落ち着いて、平然としているさま。
け041|見性成仏(けんしょうじょうぶつ)  |【意味】:仏教で、自分の本性を悟ることで仏になること。
け042|厳正中立(げんせいちゅうりつ)   |【意味】:厳格に公正を保ち、どちらにも偏らない立場。
け043|阮籍青眼(げんせきせいがん)    |【意味】:親しい者に対して好意を表す態度のこと。
け044|現世利益(げんぜりやく)      |【意味】:死後でなく、この世で受ける仏の加護や利益。
け045|玄冬素雪(げんとうそせつ)     |【意味】:冬の寒く澄んだ空気と清らかな雪。清廉潔白なたとえ。
け046|捲土重来(けんどちょうらい)    |【意味】:一度敗れても再び勢いを盛り返して挑むこと。
け047|堅忍果決(けんにんかけつ)     |【意味】:我慢強く、しかも決断力があること。
け048|堅忍質直(けんにんしっちょく)   |【意味】:耐え忍ぶ力があり、誠実でまっすぐなこと。
け049|堅忍不抜(けんにんふばつ)     |【意味】:強い精神力で、何があっても動じないこと。
け050|言文一致(げんぶんいっち)     |【意味】:話し言葉と書き言葉を統一すること。近代文語改革で登場。
け051|権謀術数(けんぼうじゅっすう)   |【意味】:策略や計略を用いて、物事をうまく運ぶこと。
け052|肩摩轂撃(けんまこくげき)     |【意味】:人が多くて混雑していることのたとえ。
け053|賢明愚昧(けんめいぐまい)     |【意味】:賢い人と愚かな人。才能や知識の差。
け054|賢良方正(けんりょうほうせい)   |【意味】:徳があり、正しい人。
け055|牽攣乖隔(けんれんかいかく)    |【意味】:心が通わず、すれ違ってしまうこと。
け056|堅牢堅固(けんろうけんご)     |【意味】:非常にしっかりしていて、びくともしないこと。
け057|懸腕直筆(けんわんちょくひつ)   |【意味】:肘を机につけずにまっすぐ筆を動かして書くこと。堂々とした書風。
け058|懸腕直筆(けんわんちょくひつ)   |【意味】:肘を机につけずに腕を浮かせて筆をまっすぐに運ぶ筆法。堂々とした書きぶりのたとえ。
け059|鯨飲馬食(げいいんばしょく)    |【意味】:鯨のように酒を飲み、馬のように食べること。大酒・大食いのたとえ。
け060|形影一如(けいえいいちにょ)    |【意味】:形と影が常に一体であるように、心と行動が一致していること。
け061|軽裘肥馬(けいきゅうひば)     |【意味】:軽くて柔らかい衣と太った良馬。ぜいたくな暮らしのたとえ。
け062|軽挙妄動(けいきょもうどう)    |【意味】:よく考えずに軽率な行動をとること。
け063|刑故無小(けいこむしょう)     |【意味】:罪の大小にかかわらず処罰するという法律上の原則。
け064|霓裳羽衣(げいしょううい)     |【意味】:美しい衣装や舞楽をたとえた言葉。中国・唐代の舞楽に由来。
け065|経世済民(けいせいさいみん)    |【意味】:世を治め、民を救うこと。政治や経済を司る理想の姿。
け066|軽諾寡信(けいだくかしん)     |【意味】:軽々しく約束をする人は信頼を失いやすいという戒め。

か行 – こ の四字熟語一覧(こ001〜こ113)

こ001|香囲粉陣(こういふんじん)    |【意味】:香の香りが満ちた美しい女性たちの囲む場のたとえ。
こ002|行雲流水(こううんりゅうすい)  |【意味】:物事に執着せず自然の成り行きに任せること。
こ003|豪華絢爛(ごうかけんらん)    |【意味】:きわめて華やかで美しいさま。
こ004|膏火自煎(こうかじせん)     |【意味】:自分の資源を使い果たして苦しむこと。
こ005|効果覿面(こうかてきめん)    |【意味】:効果が即座にあらわれること。
こ006|高歌放吟(こうかほうぎん)    |【意味】:声高に自由に歌うこと。
こ007|合歓綢繆(ごうかんちゅうびゅう) |【意味】:男女や人々の仲が親密に結ばれていること。
こ008|傲岸不遜(ごうがんふそん)    |【意味】:尊大でへりくだらない態度をとること。
こ009|厚顔無恥(こうがんむち)     |【意味】:恥知らずで図々しいこと。
こ010|剛毅果断(ごうきかだん)     |【意味】:意志が強く、決断力に富んでいること。
こ011|綱紀粛正(こうきしゅくせい)   |【意味】:規律や風紀を正すこと。
こ012|好機到来(こうきとうらい)    |【意味】:物事を始めるのにちょうどよい機会が訪れること。
こ013|剛毅木訥(ごうきぼくとつ)    |【意味】:意志が強く口数が少ない人柄。
こ014|黄絹幼婦(こうけんようふ)    |【意味】:巧みに意味を重ねた言葉のたとえ。
こ015|巧言乱徳(こうげんらんとく)   |【意味】:言葉巧みに話す人は徳を乱すこと。
こ016|高材疾足(こうざいしっそく)   |【意味】:才能があって行動も素早いこと。
こ017|光彩奪目(こうさいだつもく)   |【意味】:まばゆく輝き、目もくらむようなさま。
こ018|幸災楽禍(こうさいらくか)    |【意味】:他人の不幸を喜ぶこと。
こ019|光彩陸離(こうさいりくり)    |【意味】:光が美しくきらめくさま。
こ020|高山景行(こうざんけいこう)   |【意味】:人格が高く尊敬されるさま。
こ021|高山流水(こうざんりゅうすい)  |【意味】:知音の深い友情のたとえ。
こ022|皓歯蛾眉(こうしがび)      |【意味】:美しい女性の形容。
こ023|口耳講説(こうじこうせつ)    |【意味】:理解せずにただ口と耳で受け流すこと。
こ024|口耳四寸(こうじしすん)     |【意味】:言葉だけで心がこもらないこと。
こ025|行尸走肉(こうしそうにく)    |【意味】:生きているだけで役に立たない人のたとえ。
こ026|行屎走尿(こうしそうにょう)   |【意味】:糞尿のように汚いこと。
こ027|曠日弥久(こうじつびきゅう)   |【意味】:長引いてなかなか終わらないこと。
こ028|鉤縄規矩(こうじょうきく)    |【意味】:建築の基準となる道具や法則のこと。
こ029|攻城野戦(こうじょうやせん)   |【意味】:攻撃にも守りにも強いこと。
こ030|公序良俗(こうじょりょうぞく)  |【意味】:社会秩序と道徳的な善良さ。
こ031|嚆矢濫觴(こうしらんしょう)   |【意味】:物事の始まり。
こ032|黄塵万丈(こうじんばんじょう)  |【意味】:戦いや騒動が激しいさま。
こ033|考績幽明(こうせきゆうめい)   |【意味】:人の善悪を天が見極めること。
こ034|広大無辺(こうだいむへん)    |【意味】:広くて果てしないこと。
こ035|宏大無辺(こうだいむへん)    |【意味】:同上(語の表記違い)。
こ036|強談威迫(ごうだんいはく)    |【意味】:強い言葉で無理に承諾させること。
こ037|高談雄弁(こうだんゆうべん)   |【意味】:堂々とした弁舌。
こ038|黄中内潤(こうちゅうないじゅん) |【意味】:外見は地味でも中身は充実していること。
こ039|黄道吉日(こうどうきちにち)   |【意味】:万事に良い日。
こ040|交頭接耳(こうとうせつじ)    |【意味】:ひそひそと話すこと。
こ041|荒唐無稽(こうとうむけい)    |【意味】:根拠のないでたらめ。
こ042|紅灯緑酒(こうとうりょくしゅ)  |【意味】:遊郭や酒場などの華やかな世界。
こ043|皇統連綿(こうとうれんめん)   |【意味】:皇位が絶えず続いていくこと。
こ044|功徳兼隆(こうとくけんりゅう)  |【意味】:善行と利益の両方が得られること。
こ045|狡兎三窟(こうとさんくつ)    |【意味】:用心深い者は逃げ道を複数持つたとえ。
こ046|好評嘖嘖(こうひょうさくさく)  |【意味】:非常に高い評判を得ること。
こ047|光風霽月(こうふうせいげつ)   |【意味】:心がさわやかで澄んでいることのたとえ。
こ048|公平無私(こうへいむし)     |【意味】:偏りがなく公正であること。
こ049|光芒一閃(こうぼういっせん)   |【意味】:一瞬だけきらめく光のようなさま。
こ050|豪放磊落(ごうほうらいらく)   |【意味】:細かいことにこだわらない性格のたとえ。
こ051|槁木死灰(こうぼくしかい)    |【意味】:何の感情も意欲も持たない、枯れた状態。
こ052|公明正大(こうめいせいだい)   |【意味】:物事を公平かつ正しく行うさま。
こ053|毫毛斧柯(ごうもうふか)     |【意味】:わずかなきっかけが大きな影響を及ぼすこと。
こ054|紅毛碧眼(こうもうへきがん)   |【意味】:西洋人を形容した言葉。
こ055|洽覧深識(こうらんしんしき)   |【意味】:広く学問を修め、深い知識を持つこと。
こ056|膏粱子弟(こうりょうしてい)   |【意味】:裕福な家の生まれで、ぜいたくに育った子弟。
こ057|甲論乙駁(こうろんおつばく)   |【意味】:論じ合って意見が対立すること。
こ058|高論卓説(こうろんたくせつ)   |【意味】:すぐれた意見やすばらしい主張。
こ059|孤影悄然(こえいしょうぜん)   |【意味】:ひとりぼっちでさびしいさま。
こ060|呉越同舟(ごえつどうしゅう)   |【意味】:仲の悪い者同士が、同じ状況にあること。
こ061|古往今来(こおうこんらい)    |【意味】:昔から今に至るまでのすべての時代。
こ062|狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん)   |【意味】:疑い迷って決断できないこと。
こ063|呼牛呼馬(こぎゅうこば)     |【意味】:人を侮辱してののしる言葉。
こ064|五行相剋(ごぎょうそうこく)   |【意味】:万物の要素である五行が互いに害し合う関係。
こ065|極悪非道(ごくあくひどう)    |【意味】:非常に悪く、人の道に外れていること。
こ066|国士無双(こくしむそう)     |【意味】:国中に並ぶ者のいないほどの人物。
こ067|国色天香(こくしょくてんこう)  |【意味】:非常に美しい女性のたとえ。
こ068|黒風白雨(こくふうはくう)    |【意味】:激しい暴風雨のこと。
こ069|極楽往生(ごくらくおうじょう)  |【意味】:極楽浄土へ生まれ変わること。
こ070|極楽浄土(ごくらくじょうど)   |【意味】:阿弥陀仏が住むとされる、安らぎの世界。
こ071|国利民福(こくりみんぷく)    |【意味】:国家と民の両方にとって利益と幸福となること。
こ072|孤苦零丁(こくれいてい)     |【意味】:身寄りがなく、苦しい状況にあること。
こ073|刻露清秀(こくろせいしゅう)   |【意味】:文章や詩が繊細で美しいこと。
こ074|孤軍奮闘(こぐんふんとう)    |【意味】:援助もなく、ただ一人で困難に立ち向かうこと。
こ075|古今東西(ここんとうざい)    |【意味】:昔も今も、また世界のあらゆるところ。
こ076|古今独歩(ここんどっぽ)     |【意味】:古今を通じて比べる者がいないこと。
こ077|古今無双(ここんむそう)     |【意味】:昔から今まで、またとないほどすぐれていること。
こ078|虎視眈眈(こしたんたん)     |【意味】:機会をうかがってじっと狙っているさま。
こ079|枯樹生華(こじゅせいか)     |【意味】:衰えた者が再び栄えることのたとえ。
こ080|後生大事(ごしょうだいじ)    |【意味】:極めて大切に扱うこと。信仰に深く執着するさま。
こ081|後生菩提(ごしょうぼだい)    |【意味】:死後の冥福と成仏を願うこと。
こ082|孤城落日(こじょうらくじつ)   |【意味】:孤立無援で滅び行くさま。
こ083|五濁悪世(ごじょくあくせ)    |【意味】:仏教で説かれる五つのけがれが満ちた世の中。
こ084|古色蒼然(こしょくそうぜん)   |【意味】:非常に古めかしく趣があるさま。
こ085|故事来歴(こじらいれき)     |【意味】:物事の起源や由来。
こ086|牛頭馬頭(ごずめず)       |【意味】:地獄で罪人を責める恐ろしい鬼たち。
こ087|五臓六腑(ごぞうろっぷ)     |【意味】:体のすべての内臓。身体の内部。
こ088|五体投地(ごたいとうち)     |【意味】:手足と額を地面に着けて礼拝すること。
こ089|誇大妄想(こだいもうそう)    |【意味】:自分を実際よりも大きく思い込むこと。
こ090|孤注一擲(こちゅういってき)   |【意味】:一か八かの勝負にすべてをかけること。
こ091|克己復礼(こっきふくれい)    |【意味】:私心を抑え礼に従うこと。
こ092|刻苦勉励(こっくべんれい)    |【意味】:苦しみに耐えて努力を続けること。
こ093|滑稽洒脱(こっけいしゃだつ)   |【意味】:面白くさっぱりとしたさま。
こ094|五風十雨(ごふうじゅうう)    |【意味】:天候が安定して穏やかなさま。
こ095|鼓腹撃壌(こふくげきじょう)   |【意味】:天下泰平を喜ぶ庶民の様子。
こ096|鼓舞激励(こぶげきれい)     |【意味】:人の気持ちを奮い立たせ、励ますこと。
こ097|孤峰絶岸(こほうぜつがん)    |【意味】:他と隔絶した存在であることのたとえ。
こ098|枯木寒巌(こぼくかんがん)    |【意味】:厳しく孤独な心境のたとえ。
こ099|枯木死灰(こぼくしかい)     |【意味】:すべての感情を失った状態。
こ100|孤立無援(こりつむえん)     |【意味】:誰にも助けられずに一人であること。
こ101|五里霧中(ごりむちゅう)     |【意味】:物事の見通しが立たず、迷っていること。
こ102|五倫五常(ごりんごじょう)    |【意味】:儒教の教える人間関係と道徳の基本。
こ103|五倫十起(ごりんじっき)     |【意味】:五倫に関する十の徳目。
こ104|困苦欠乏(こんくけつぼう)    |【意味】:貧しく苦しみに満ちた状態。
こ105|欣求浄土(ごんぐじょうど)    |【意味】:極楽浄土への往生を強く願うこと。
こ106|金剛不壊(こんごうふえ)     |【意味】:非常に堅固で壊れないこと。
こ107|言語道断(ごんごどうだん)    |【意味】:言葉にできないほどひどいさま。
こ108|今是昨非(こんぜさくひ)     |【意味】:今のことを是とし、昔を非とすること。
こ109|渾然一体(こんぜんいったい)   |【意味】:すべてが混ざり合って一つになること。
こ110|困知勉行(こんちべんこう)    |【意味】:知識が乏しくても努力して行うこと。
こ111|懇到切至(こんとうせっし)    |【意味】:心がこもっていて非常に丁寧なこと。
こ112|懇親会合(こんしんかいごう)   |【意味】:親しく付き合うための集まり。
こ113|根本解決(こんぽんかいけつ)   |【意味】:物事の根本から問題を解決すること。

さ行 – さ の四字熟語一覧(さ001〜さ066)

さ001|斎戒沐浴(さいかいもくよく)   |【意味】:神仏を拝む前に心身を清めるために身を慎むこと。
さ002|採花汲水(さいかきっすい)    |【意味】:自然の風物に親しんで暮らす、風流な生活のたとえ。
さ003|歳寒三友(さいかんさんゆう)   |【意味】:寒さに耐える松・竹・梅の三種を人格にたとえた語。
さ004|才気煥発(さいきかんぱつ)    |【意味】:すぐれた才能が外にはっきりと現れていること。
さ005|罪業消滅(ざいごうしょうめつ)  |【意味】:過去の罪や悪行が消えてなくなること。
さ006|在在所所(ざいざいしょしょ)   |【意味】:あらゆる場所。どこにでも。
さ007|再三再四(さいさんさいし)    |【意味】:何度も繰り返し行うこと。度重なること。
さ008|才子佳人(さいしかじん)     |【意味】:才気ある男性と美しい女性の組み合わせ。
さ009|在邇求遠(ざいじきゅうえん)   |【意味】:身近なことを軽視して遠くのことばかりを求めること。
さ010|妻子眷族(さいしけんぞく)    |【意味】:妻と子供、親戚などの近しい家族。
さ011|才子多病(さいしたびょう)    |【意味】:才能ある人ほど体が弱く病気がちであること。
さ012|載舟覆舟(さいしゅうふくしゅう) |【意味】:人民は国を支える一方、滅ぼすこともできるというたとえ。
さ013|才色兼備(さいしょくけんび)   |【意味】:知性と美貌を兼ね備えた人物のこと。
さ014|祭政一致(さいせいいっち)    |【意味】:宗教と政治が一体となっている状態。
さ015|載籍浩瀚(さいせきこうかん)   |【意味】:蔵書や知識が非常に豊富なこと。
さ016|灑掃応対(さいそうおうたい)   |【意味】:日常の雑務や客の応対。つまらない雑事。
さ017|裁断批評(さいだんひひょう)   |【意味】:物事の良し悪しを判断して論評すること。
さ018|採長補短(さいちょうほたん)   |【意味】:長所を取り入れて短所を補うこと。
さ019|才徳兼備(さいとくけんび)    |【意味】:才能と徳をともに備えていること。
さ020|西方浄土(さいほうじょうど)   |【意味】:阿弥陀仏がいるとされる極楽浄土。
さ021|菜圃麦隴(さいほばくろう)    |【意味】:のどかで平和な農村の風景。
さ022|豺狼当路(さいろうとうろ)    |【意味】:悪人や暴君が権力を握っていること。
さ023|坐臥行歩(ざがこうほ)      |【意味】:日常生活のあらゆる動作。
さ024|作史三長(さくしさんちょう)   |【意味】:歴史編纂には時間がかかることのたとえ。
さ025|削足適履(さくそくてきり)    |【意味】:無理に物事を枠に合わせようとすること。
さ026|昨非今是(さくひこんぜ)     |【意味】:過去の誤りを認めて改め、今の正しさを追求すること。
さ027|作文三上(さくぶんさんじょう)  |【意味】:良い詩文は三つのタイミングでできるという故事。
さ028|鑿壁偸光(さくへきとうこう)   |【意味】:貧困の中でも努力して学問に励むこと。
さ029|左顧右眄(さこうべん)      |【意味】:周囲の様子をうかがい、決断できない様子。
さ030|瑣砕細膩(ささいさいじ)     |【意味】:細かく繊細で丁寧なこと。
さ031|坐作進退(ざさしんたい)     |【意味】:日常のふるまい全般。
さ032|沙中偶語(さちゅうぐうご)    |【意味】:偶然の出会いや語らい。
さ033|察言観色(さつげんかんしき)   |【意味】:言葉や顔色から相手の気持ちを読み取ること。
さ034|左提右挈(さていゆうけつ)    |【意味】:助け合って協力すること。
さ035|作礼而去(さらいにこ)      |【意味】:礼をして立ち去ること。
さ036|沙羅双樹(さらそうじゅ)     |【意味】:釈迦の入滅の際に咲いたとされる樹木。無常の象徴。
さ037|桟雲峡雨(さんうんきょうう)   |【意味】:山深い所の風景や旅情を表すことば。
さ038|三界無安(さんがいむあん)    |【意味】:この世はどこも苦しみに満ち、安らぎがないこと。
さ039|三界流転(さんがいるてん)    |【意味】:苦しみの世界を生まれ変わり続けること。
さ040|山河襟帯(さんがきんたい)    |【意味】:山と川が取り囲む守りやすい地形。
さ041|三寒四温(さんかんしおん)    |【意味】:寒い日と暖かい日が交互にくる初春の気候。
さ042|山簡倒載(さんかんとうさい)   |【意味】:極端にそそっかしいことのたとえ。
さ043|三綱五常(さんこうごじょう)   |【意味】:儒教における基本的な道徳の教え。
さ044|山高水長(さんこうすいちょう)  |【意味】:徳の高さや情誼が永く続くことのたとえ。
さ045|残酷非道(ざんこくひどう)    |【意味】:人道に外れた、ひどくむごい仕打ちをすること。
さ046|三三五五(さんさんごご)     |【意味】:小さな集まりや人の群れのさま。
さ047|残山剰水(ざんざんじょうすい)  |【意味】:風景が美しく、自然が豊かに残っていること。
さ048|三思後行(さんしこうこう)    |【意味】:何度も考えた上で実行すること。
さ049|山紫水明(さんしすいめい)    |【意味】:自然の風景が美しく、澄みきっていること。
さ050|三者三様(さんしゃさんよう)   |【意味】:三人いれば三通りの考えややり方があるということ。
さ051|三者鼎談(さんしゃていだん)   |【意味】:三人が対等に意見を交わす討論形式。
さ052|斬新奇抜(ざんしんきばつ)    |【意味】:非常に新しくて、風変わりなこと。
さ053|三千世界(さんぜんせかい)    |【意味】:仏教でいう宇宙全体のこと。または広い世界。
さ054|讒諂面諛(ざんてんめんゆ)    |【意味】:へつらいやおべっかで人に取り入ること。
さ055|残忍酷薄(ざんにんこくはく)   |【意味】:人に対して非常にむごく、冷酷なさま。
さ056|残念無念(ざんねんむねん)    |【意味】:悔やんでも悔やみきれないほど心残りなこと。
さ057|三拝九拝(さんぱいきゅうはい)  |【意味】:何度も丁寧にお辞儀をすること。
さ058|三百代言(さんびゃくだいげん)  |【意味】:詭弁を弄する弁護士を皮肉って言う語。
さ059|三平二満(さんぺいじまん)    |【意味】:生活に困らず、ほどほどに満足している状態。
さ060|残編断簡(ざんぺんだんかん)   |【意味】:残されている断片的な書物や文書。
さ061|三位一体(さんみいったい)    |【意味】:三つのものが一つになって本質を成すこと。
さ062|三面六臂(さんめんろっぴ)    |【意味】:非常に多忙で多方面に力を尽くすこと。
さ063|山容水態(さんようすいたい)   |【意味】:山や川の自然の美しい姿。
さ064|三令五申(さんれいごしん)    |【意味】:何度も命令や注意を繰り返して言い聞かせること。
さ065|山高月小(さんこうげっしょう)  |【意味】:物理的な距離や隔たりの比喩。思いが届かない様子。
さ066|三人行必有我師(さんにんぎょうひつゆうわし)|【意味】:三人いれば必ず自分の師となるべき人がいるという意。

さ行 – し の四字熟語一覧(し001〜し021)

し001|詩歌管弦(しいかかんげん)    |【意味】:詩や歌、音楽など風流な遊びを楽しむこと。
し002|尸位素餐(しいそさん)      |【意味】:地位を占めながら何もせず、報酬だけを受けること。
し003|四海兄弟(しかいけいてい)    |【意味】:世界中の人々は皆兄弟のように仲良くすべきという考え。
し004|死灰復然(しかいふくねん)    |【意味】:一度衰えたものが再び勢いを取り戻すこと。
し005|自画自賛(じがじさん)      |【意味】:自分のしたことを自分で褒めること。
し006|自家撞着(じかどうちゃく)    |【意味】:自分の言動に矛盾があること。
し007|只管打坐(しかんたざ)      |【意味】:ただひたすら坐禅に打ち込むこと。
し008|時期尚早(じきしょうそう)    |【意味】:物事を行うにはまだ早すぎること。
し009|色即是空(しきそくぜくう)    |【意味】:この世のあらゆるものは実体がないという仏教の教え。
し010|自給自足(じきゅうじそく)    |【意味】:必要な物を他に頼らず、自らまかなうこと。
し011|至恭至順(しきょうしじゅん)   |【意味】:非常に礼儀正しく従順なこと。
し012|四衢八街(しくはちがい)     |【意味】:多くの道が交わり賑わっている様子。
し013|四苦八苦(しくはっく)      |【意味】:非常に苦労すること。
し014|舳艫千里(じくろせんり)     |【意味】:多くの船が連なっている様子。
し015|子建八斗(しけんはっと)     |【意味】:非常にすぐれた詩才をもつ人物のたとえ。
し016|自己暗示(じこあんじ)      |【意味】:自分に対して心理的に暗示をかけること。
し017|試行錯誤(しこうさくご)     |【意味】:うまくいくまで何度も試しては失敗を繰り返すこと。
し018|自業自得(じごうじとく)     |【意味】:自分のした悪いことの報いを自分で受けること。
し019|至公至平(しこうしへい)     |【意味】:極めて公正で平等なこと。
し020|四荒八極(しこうはっきょく)   |【意味】:世界のあらゆる場所。
し021|自己嫌悪(じこけんお)      |【意味】:自分自身が嫌になること。
し022|自己顕示(じこけんじ)      |【意味】:自分を目立たせようとすること。
し023|事後承諾(じごしょうだく)    |【意味】:事後に認めること。
し024|自己批判(じこひはん)      |【意味】:自分の言動を客観的に反省して批判すること。
し025|自己満足(じこまんぞく)     |【意味】:他人がどう思おうと、自分一人で満足すること。
し026|自己矛盾(じこむじゅん)     |【意味】:自分の言っていることに矛盾があること。
し027|士魂商才(しこんしょうさい)   |【意味】:武士の精神と商人の才覚を併せ持つこと。
し028|思索生知(しさくせいち)     |【意味】:思索によって新たな知識を得ること。
し029|屍山血河(しざんけつが)     |【意味】:戦争などで多くの人が死に血が流れるさま。
し030|時時刻刻(じじこくこく)     |【意味】:絶えず、ひっきりなしに。
し031|自己嫌悪(じこけんお)     |【意味】:自分自身の行動や性格に嫌気が差し、嫌う気持ち。
し032|自己顕示(じこけんじ)     |【意味】:自分の存在や能力を周囲に目立たせようとすること。
し033|事後承諾(じごしょうだく)   |【意味】:物事が起こった後に許可を与えること。
し034|自己批判(じこひはん)     |【意味】:自分の言動や思想について反省し、非を認めること。
し035|自己満足(じこまんぞく)    |【意味】:自分のしたことに自分だけが満足している状態。
し036|自己矛盾(じこむじゅん)    |【意味】:自分の中で言っていることや行動が食い違っていること。
し037|士魂商才(しこんしょうさい)  |【意味】:武士のような精神と商人のような才能を兼ね備えていること。
し038|思索生知(しさくせいち)    |【意味】:深く考えることによって新しい知識や理解が生まれること。
し039|屍山血河(しざんけつが)    |【意味】:戦乱などで多くの死者が出た惨状のたとえ。
し040|時時刻刻(じじこくこく)    |【意味】:いつも、絶えず、刻々と。
し041|志士仁人(ししじんじん)    |【意味】:志の高い人と人徳のある人。
し042|師資相承(ししそうしょう)   |【意味】:師と弟子の間で知識や技術を伝えること。
し043|子子孫孫(ししそんそん)    |【意味】:多くの子孫、代々続く子孫。
し044|事実無根(じじつむこん)    |【意味】:事実にまったく基づいていないこと。
し045|事事物物(じじぶつぶつ)    |【意味】:あらゆること、さまざまな物。
し046|獅子奮迅(ししふんじん)    |【意味】:獅子が暴れまわるように、非常に激しく活動すること。
し047|刺字漫滅(しじまんめつ)    |【意味】:文章や書に乱雑で秩序のないこと。
し048|四十九日(しじゅうくにち)   |【意味】:仏教で、死後49日目に行う法要。
し049|四十八手(しじゅうはって)   |【意味】:さまざまな技や方法、特に相撲や男女関係における技のたとえ。
し050|自粛自戒(じしゅくじかい)   |【意味】:自分を律して行動を慎むこと。
し051|自縄自縛(じじょうじばく)   |【意味】:自分の言動によって自分自身を苦しめること。
し052|紙上談兵(しじょうだんぺい)  |【意味】:実戦経験のない理論だけの兵法、または机上の空論。
し053|事上磨錬(じじょうまれん)   |【意味】:実際の経験の中で修行や修練を積むこと。
し054|四書五経(ししょごきょう)   |【意味】:儒教における代表的な経典群。
し055|死屍累累(ししるいるい)    |【意味】:死体が山のように積み重なっている状態。
し056|四神相応(しじんそうおう)   |【意味】:風水思想で理想的な地形や環境配置。
し057|自然淘汰(しぜんとうた)    |【意味】:生物が環境に適応して生き残る自然の仕組み。
し058|志操堅固(しそうけんご)    |【意味】:意志が強く、信念を曲げないこと。
し059|志大才疎(しだいさいそ)    |【意味】:志は高いが才能が伴っていないこと。
し060|時代錯誤(じだいさくご)    |【意味】:時代に合わない考えや行動をすること。
し061|至大至剛(しだいしごう)    |【意味】:非常に偉大で強固なこと。
し062|舌先三寸(したさきさんずん)  |【意味】:口先だけでうまく言いくるめること。
し063|七嘴八舌(しちしはちぜつ)   |【意味】:多くの人が一斉にしゃべり立てること。
し064|七縦七擒(しちしょうしちきん) |【意味】:策略によって敵を自由にあやつること。
し065|七転八倒(しちてんばっとう)  |【意味】:激しい苦しみのあまりもがき苦しむ様子。
し066|七顚八倒(しちてんばっとう)  |【意味】:(同上)読み方・表記違いの同義語。
し067|七堂伽藍(しちどうがらん)   |【意味】:寺院の主要建物の総称。
し068|七難九厄(しちなんくやく)   |【意味】:多くの困難や災難。
し069|視聴言動(しちょうげんどう)  |【意味】:見たり聞いたり話したり動いたりすること。
し070|四鳥別離(しちょうべつり)   |【意味】:それぞれが異なる方向に離れていくこと。
し081|十中八九(じっちゅうはっく)  |【意味】:ほとんど、ほぼ確実に。
し082|七珍万宝(しっちんまんぽう)  |【意味】:珍しい品物や貴重な宝物の総称。
し083|疾風勁草(しっぷうけいそう)  |【意味】:困難に遭っても節を曲げない強い意志のたとえ。
し084|十風五雨(じっぷうごう)    |【意味】:風雨の多い穏やかな天候の例え。
し085|疾風迅雷(しっぷうじんらい)  |【意味】:素早く勢いのある行動のたとえ。
し086|疾風怒濤(しっぷうどとう)   |【意味】:激しい勢いや出来事のたとえ。
し087|櫛風沐雨(しっぷうもくう)    |【意味】:風雨にさらされながら苦労すること。
し088|失望落胆(しつぼうらくたん)  |【意味】:期待が裏切られてがっかりすること。
し089|紫電一閃(しでんいっせん)   |【意味】:剣などがひらめくように素早いこと。
し090|紫電清霜(しでんせいそう)   |【意味】:厳しく張りつめた気配。
し091|自然法爾(じねんほうに)    |【意味】:自然のままに、あるがままに生きること。
し092|士農工商(しのうこうしょう)  |【意味】:江戸時代の身分制度の四階層。
し093|四百四病(しひゃくしびょう)  |【意味】:すべての病気、万病の意。
し094|雌伏雄飛(しふくゆうひ)    |【意味】:今は力をためておき、将来飛躍すること。
し095|四分五裂(しぶんごれつ)    |【意味】:バラバラになってまとまりがないこと。
し096|自暴自棄(じぼうじき)     |【意味】:どうせダメだと投げやりになること。
し097|四方八方(しほうはっぽう)   |【意味】:あらゆる方向。
し098|慈母敗子(じぼはいし)     |【意味】:甘やかしすぎる母は子をダメにするという教訓。
し099|揣摩臆測(しまおくそく)    |【意味】:推測や憶測をめぐらすこと。
し100|七五三縄(しめなわ)      |【意味】:神聖な場所に張る縄で、神事に用いるもの。
し101|四面楚歌(しめんそか)     |【意味】:周囲すべてが敵で孤立無援の状態。

さ行 – す の四字熟語一覧(す001〜す022)

す001|吹影鏤塵(すいえいろうじん)  |【意味】:無駄な努力をすること。
す002|随感随筆(ずいかんずいひつ)  |【意味】:思うまま感じるままに書き付けること。また、その文。
す003|酔眼朦朧(すいがんもうろう)  |【意味】:酒に酔って目がとろんとして、ものがはっきりと見えないさま。
す004|随喜渇仰(ずいきかつごう)   |【意味】:心から喜んで仏に帰依し、信仰を厚くすること。
す005|随宜所説(ずいぎしょせつ)   |【意味】:相手の性格や境遇、心の状態に合わせて教えを説くこと。
す006|炊金饌玉(すいきんせんぎょく) |【意味】:非常に豪華でぜいたくな食事。
す007|酔生夢死(すいせいむし)    |【意味】:何一つ価値のあることをしないで、無意味な一生を送ること。
す008|水村山郭(すいそんさんかく)  |【意味】:水辺の村と山里。
す009|翠帳紅閨(すいちょうこうけい) |【意味】:貴婦人の寝室。
す010|水天一碧(すいてんいっぺき)  |【意味】:空と海の青色がひとつに融け合って、一続きに見えること。
す011|水天髣髴(すいてんほうふつ)  |【意味】:はるかかなたの水平線付近で空と海が融け合い、見分けられないようす。
す012|垂頭喪気(すいとうそうき)   |【意味】:元気をなくしてしょげかえり、がっかりすること。
す013|随波逐流(ずいはちくりゅう)  |【意味】:自分の見解をもたず人の尻馬に乗ること。
す014|随類応同(ずいるいおうどう)  |【意味】:仏が衆生を救うために、相手に応じて様々な身を現すこと。
す015|趨炎附熱(すうえんふねつ)   |【意味】:時の権力者に付き従い、媚びへつらうこと。
す016|頭寒足熱(ずかんそくねつ)   |【意味】:頭を冷やし、足を暖めること。健康によいとされる。
す017|寸進尺退(すんしんしゃくたい) |【意味】:進むことが少なく後退することのほうが多いさま。
す018|寸善尺魔(すんぜんしゃくま)  |【意味】:世の中は善いことが少なく、悪いことが多いことのたとえ。
す019|寸草春暉(すんそうしゅんき)  |【意味】:子がどんなに孝行しても、母の恩には到底及ばないことのたとえ。
す020|寸田尺宅(すんでんしゃくたく) |【意味】:わずかな財産。
す021|寸馬豆人(すんばとうじん)   |【意味】:遠くの景色が小さく見えること。
す022|寸歩不離(すんぽふり)     |【意味】:常にそばにいて片時も離れないこと。

さ行 – せ の四字熟語一覧(せ001〜せ143)

せ001|晴雲秋月(せいうんしゅうげつ) |【意味】:心にやましいところがなく、澄みきっていることのたとえ。
せ002|精衛塡海(せいえいてんかい)  |【意味】:不可能なことをしようと、無駄な骨折りをすることのたとえ。
せ003|清音幽韻(せいおんゆういん)  |【意味】:清らかで奥ゆかしい趣のある音色や響き。
せ004|臍下丹田(せいかたんでん)   |【意味】:へその下。ここに力を入れると健康と勇気を得るといわれる。
せ005|星火燎原(せいかりょうげん)  |【意味】:小さな災いが、だんだん大きくなって、ついには手のつけられないほどになることのたとえ。
せ006|誠歓誠喜(せいかんせいき)   |【意味】:心からよろこぶこと。
せ007|旌旗巻舒(せいきけんじょ)   |【意味】:軍旗を巻いたり広げたりすること。
せ008|生寄死帰(せいきしき)     |【意味】:人の一生は、この世に仮に身を寄せ、死んで本来のすみかに帰っていくような、はかないものであるということ。
せ009|生気潑溂(せいきはつらつ)   |【意味】:生き生きとしていて、元気なさま。
せ010|精金良玉(せいきんりょうぎょく)|【意味】:純金と質の良い玉。高潔な人柄や優れた才能のたとえ。
せ011|晴好雨奇(せいこううき)    |【意味】:晴れても雨でも、それぞれに趣があってすばらしい景色のこと。
せ012|晴耕雨読(せいこううどく)   |【意味】:晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家で読書をする、自由な暮らし。
せ013|性行淑均(せいこうしゅくきん) |【意味】:性質や行いが、しとやかで偏りがないこと。
せ014|誠惶誠恐(せいこうせいきょう) |【意味】:手紙文などで、謹んで申し上げること。
せ015|生殺与奪(せいさつよだつ)   |【意味】:生かすも殺すも、与えるも奪うも、思いのままにできること。
せ016|青山一髪(せいざんいっぱつ)  |【意味】:遠くに連なる山々が、一筋の髪の毛のように見えること。
せ017|青史汗簡(せいしかんかん)   |【意味】:歴史書。
せ018|生死肉骨(せいしにくこつ)   |【意味】:死んだ者や骸骨に、肉をつけて生き返らせること。
せ019|斉紫敗素(せいしはいそ)    |【意味】:高価なものを得るために、安いものを惜しむことのたとえ。
せ020|西施捧心(せいしほうしん)   |【意味】:むやみに人のまねをして、物笑いになることのたとえ。
せ021|静寂閑雅(せいじゃくかんが)  |【意味】:静かで、もの寂しく、風情があること。
せ022|西戎東夷(せいじゅうとうい)  |【意味】:西の未開人と東の未開人。
せ023|清浄無垢(せいじょうむく)   |【意味】:清らかで、けがれのないこと。
せ024|青松落色(せいしょうらくしょく)|【意味】:松の緑色があせること。
せ025|聖人君子(せいじんくんし)   |【意味】:知恵や徳のきわめて優れた、理想的な人物。
せ026|誠心誠意(せいしんせいい)   |【意味】:まごころ。
せ027|精神統一(せいしんとういつ)  |【意味】:心を一つのことに集中させること。
せ028|聖人無夢(せいじんむむ)    |【意味】:聖人は、つまらない夢を見ないということ。
せ029|凄凄切切(せいせいせつせつ)  |【意味】:きわめてものさびしいこと。
せ030|清聖濁賢(せいせいだくけん)  |【意味】:清酒を聖人、濁り酒を賢人といったことから、酒のこと。
せ031|正正堂堂(せいせいどうどう)  |【意味】:態度や手段が、正しくて立派なさま。
せ032|生生流転(せいせいるてん)   |【意味】:万物が、次々と生まれては変化していくこと。
せ033|井渫不食(せいせつふしょく)  |【意味】:優れた才能をもつ人物が世に用いられずにいることのたとえ。
せ034|青銭万選(せいせんばんせん)  |【意味】:詩文の才が、きわめて優れていることのたとえ。
せ035|贅沢三昧(ぜいたくざんまい)  |【意味】:この上なくぜいたくをすること。
せ036|清淡虚無(せいたんきょむ)   |【意味】:あっさりとしていて、無欲なこと。
せ037|生知安行(せいちあんこう)   |【意味】:生まれながらにして、道理を知り、安らかに実行すること。
せ038|青天白日(せいてんはくじつ)  |【意味】:心にやましいところがないことのたとえ。
せ039|正当防衛(せいとうぼうえい)  |【意味】:他人の急な不正な侵害に対して、自分や他人の権利を守るために、やむを得ずに行う行為。
せ040|斉東野語(せいとうやご)    |【意味】:根拠のない、でたらめな話。
せ041|盛徳大業(せいとくたいぎょう) |【意味】:盛んな徳と、大きな事業。
せ042|聖読庸行(せいどくようこう)  |【意味】:聖人の書物を読み、平凡な行いをすること。
せ043|生吞活剝(せいどんかっぱく)  |【意味】:他人の詩文などを、そっくりまねて自分のものとすること。
せ044|清風故人(せいふうこじん)   |【意味】:さわやかな風と、昔なじみの友人。
せ045|清風明月(せいふうめいげつ)  |【意味】:さわやかな風と、明るい月。
せ046|精明強幹(せいめいきょうかん) |【意味】:物事によく通じていて、才能があること。
せ047|星羅棋布(せいらきふ)     |【意味】:多くのものが、あちこちに散らばっているようす。
せ048|生離死別(せいりしべつ)    |【意味】:生きているうちの別れと、死による別れ。
せ049|精力絶倫(せいりょくぜつりん) |【意味】:心身の活動力が、人並みはずれて優れていること。
せ050|勢力伯仲(せいりょくはくちゅう)|【意味】:互いの力が、同じくらいで優劣がないこと。
せ051|精励恪勤(せいれいかっきん)  |【意味】:まじめに、仕事に励むこと。
せ052|清廉潔白(せいれんけっぱく)  |【意味】:心や行いが、清らかで私欲がないこと。
せ053|世運隆替(せうんりゅうたい)  |【意味】:世の中が盛んになったり、衰えたりすること。
せ054|積羽沈舟(せきうちんしゅう)  |【意味】:小さなものでも、たくさん集まれば大きな力になることのたとえ。
せ055|積厚流光(せきこうりゅうこう) |【意味】:徳を厚く積めば、その光は遠くまで流れるということ。
せ056|隻紙断絹(せきしだんけん)   |【意味】:わずかな土地。
せ057|積日累久(せきじつるいきゅう) |【意味】:長い間。
せ058|碩師名人(せきしめいじん)   |【意味】:大学者と、名人。
せ059|赤手空拳(せきしゅくうけん)  |【意味】:自分の力以外に、頼るものがないこと。
せ060|赤心奉国(せきしんほうこく)  |【意味】:まごころを尽くして、国のために働くこと。
せ061|射石飲羽(せきせきいんう)   |【意味】:精神を集中すれば、どんなことでもできるということのたとえ。
せ062|責任転嫁(せきにんてんか)   |【意味】:自分の責任を、他人に押しつけること。
せ063|石破天驚(せきはてんきょう)  |【意味】:詩文などが、きわめて巧みで、人を驚かせることのたとえ。
せ064|隻履西帰(せきりせいき)    |【意味】:禅僧の死。
せ065|是生滅法(ぜしょうめっぽう)  |【意味】:この世のすべてのものは、生じたり滅したりするものであるということ。
せ066|是是非非(ぜぜひひ)      |【意味】:良いことは良い、悪いことは悪いと、公平に判断すること。
せ067|雪月風花(せつげつふうか)   |【意味】:四季の美しい自然の景色。
せ068|接見応対(せっけんおうたい)  |【意味】:人に会って、相手をすること。
せ069|節倹力行(せっけんりっこう)  |【意味】:無駄を省き、節約して、努力すること。
せ070|絶巧棄利(ぜっこうきり)    |【意味】:巧みなことや、利益を捨てること。
せ071|切磋琢磨(せっさたくま)    |【意味】:学問や道徳の向上に、努力を重ねること。
せ072|切歯腐心(せっしふしん)    |【意味】:非常に悔しがること。
せ073|切歯扼腕(せっしやくわん)   |【意味】:歯ぎしりし、腕を握りしめて、ひどく悔しがること。
せ074|摂取不捨(せっしゅふしゃ)   |【意味】:仏が、すべての人を救いとって、見捨てないこと。
せ075|殺生禁断(せっしょうきんだん) |【意味】:生き物を殺すことを、禁じること。
せ076|絶世独立(ぜっせいどくりつ)  |【意味】:世の中に並ぶ者がないほど、優れていること。
せ077|絶体絶命(ぜったいぜつめい)  |【意味】:どうしても逃れられない、困難な立場。
せ078|切問近思(せつもんきんし)   |【意味】:理解できないことを分かるまで質問し、どんなことでも身近な問題として考えること。
せ079|雪裏清香(せつりせいこう)   |【意味】:雪の中に咲く梅の、清らかな香り。
せ080|世道人心(せどうじんしん)   |【意味】:人の世の正しい道理と人の心。
せ081|是非曲直(ぜひきょくちょく)  |【意味】:物事の善悪、正不正。
せ082|是非善悪(ぜひぜんあく)    |【意味】:物事の善悪。
せ083|潜移暗化(せんいあんか)    |【意味】:知らず知らずのうちに、感化されること。
せ084|善因善果(ぜんいんぜんか)   |【意味】:良い行いをすれば、良い報いがあるということ。
せ085|扇影衣香(せんえいいこう)   |【意味】:男女が、うちとけて楽しむようす。
せ086|遷客騒人(せんかくそうじん)  |【意味】:流罪になった人や、詩人。
せ087|浅学菲才(せんがくひさい)   |【意味】:学問が浅く、才能が乏しいこと。
せ088|先義後利(せんぎこうり)    |【意味】:道義を優先し、利益を後回しにすること。
せ089|千客万来(せんきゃくばんらい) |【意味】:多くの客が、次々とやって来ること。
せ090|千軍万馬(せんぐんばんば)   |【意味】:多くの兵士と馬。
せ091|浅見短慮(せんけんたんりょ)  |【意味】:浅はかな考え。
せ092|千言万語(せんげんばんご)   |【意味】:多くの言葉。
せ093|千呼万喚(せんこばんかん)   |【意味】:何度も、大声で呼ぶこと。
せ094|千古不易(せんこふえき)    |【意味】:永遠に変わらないこと。
せ095|前後不覚(ぜんごふかく)    |【意味】:物事の前後も分からなくなるほど、正体を失うこと。
せ096|潜在意識(せんざいいしき)   |【意味】:自分では意識していない、心の奥深くにある意識。
せ097|千載一遇(せんざいいちぐう)  |【意味】:千年に一度しかめぐりあえないような、またとない良い機会。
せ098|仙才鬼才(せんさいきさい)   |【意味】:人並みはずれて、優れた才能。
せ099|千差万別(せんさばんべつ)   |【意味】:多くのものが、それぞれ違っていること。
せ100|千山万水(せんざんばんすい)  |【意味】:多くの山や川。
せ101|仙姿玉質(せんしぎょくしつ)  |【意味】:気高く美しい容姿と、なめらかな白い肌をもった女性。
せ102|千思万考(せんしばんこう)   |【意味】:いろいろと考えをめぐらすこと。
せ103|千紫万紅(せんしばんこう)   |【意味】:さまざまな色の花が、咲き乱れているようす。
せ104|千姿万態(せんしばんたい)   |【意味】:さまざまな姿や、ありさま。
せ105|浅酌低唱(せんしゃくていしょう)|【意味】:静かに酒を飲み、低い声で歌うこと。
せ106|千秋万歳(せんしゅうばんざい) |【意味】:千年万年。長寿を祝う言葉。
せ107|千乗万騎(せんじょうばんき)  |【意味】:多くの兵車と、騎兵。
せ108|禅譲放伐(ぜんじょうほうばつ) |【意味】:天子が、徳のある者に位を譲ることと、武力で天子の位を奪うこと。
せ109|千緒万端(せんしょばんたん)  |【意味】:物事が、いろいろと乱れていること。
せ110|全身全霊(ぜんしんぜんれい)  |【意味】:その人間が身につけている、すべての体力と精神力。
せ111|千辛万苦(せんしんばんく)   |【意味】:さまざまな、つらい苦労。
せ112|前人未到(ぜんじんみとう)   |【意味】:今までに、誰も到達していないこと。
せ113|千秋万歳(せんずまんざい)   |【意味】:千年万年。長寿を祝う言葉。
せ114|先制攻撃(せんせいこうげき)  |【意味】:相手が攻撃してくる前に、先に攻撃すること。
せ115|全生全帰(ぜんせいぜんき)   |【意味】:親から受けた体を、傷つけずに親に返すこと。
せ116|先聖先師(せんせいせんし)   |【意味】:昔の聖人と、その教えを広めた師。
せ117|泉石膏肓(せんせきこうこう)  |【意味】:自然を愛する気持ちが、非常に強いこと。
せ118|戦戦恐恐(せんせんきょうきょう)|【意味】:恐れおののくようす。
せ119|戦戦兢兢(せんせんきょうきょう)|【意味】:恐れおののくようす。
せ120|蟬噪蛙鳴(せんそうあめい)   |【意味】:やかましく鳴くセミとカエル。
せ121|千村万落(せんそんばんらく)  |【意味】:多くの村里。
せ122|前代未聞(ぜんだいみもん)   |【意味】:今までに、一度も聞いたことがないような、珍しいこと。
せ123|先知先覚(せんちせんがく)   |【意味】:普通の人より先に、道理を知ることができること。
せ124|全知全能(ぜんちぜんのう)   |【意味】:すべてを理解し、どんなことでも行える能力のこと。
せ125|扇枕温被(せんちんおんぴ)   |【意味】:親孝行なこと。
せ126|前程万里(ぜんていばんり)   |【意味】:将来が、非常に有望であること。
せ127|先手必勝(せんてひっしょう)  |【意味】:先に行動を起こす方が必ず勝つということ。
せ128|前途多難(ぜんとたなん)    |【意味】:将来に、多くの困難が待ち受けていること。
せ129|前途有望(ぜんとゆうぼう)   |【意味】:将来に、大きな望みがあること。
せ130|前途洋洋(ぜんとようよう)   |【意味】:将来が、大きく開けているさま。
せ131|先難後獲(せんなんこうかく)  |【意味】:困難なことをまず行ない、自分の利益になることは後回しにすること。
せ132|善男善女(ぜんなんぜんにょ)  |【意味】:信心深い、男女。
せ133|漸入佳境(ぜんにゅうかきょう) |【意味】:だんだん、おもしろいところに入っていくこと。
せ134|全豹一斑(ぜんぴょういっぱん) |【意味】:物事の一部分から、全体を推し量ることの愚かさを戒める言葉。
せ135|仙風道骨(せんぷうどうこつ)  |【意味】:世俗を超越した、優れた人の容貌の形容。
せ136|千篇一律(せんぺんいちりつ)  |【意味】:多くの詩文が、みな同じ調子で、変化がないこと。
せ137|千変万化(せんぺんばんか)   |【意味】:さまざまに、変化すること。
せ138|瞻望咨嗟(せんぼうしさ)    |【意味】:遠くを望み見て、ため息をつくこと。
せ139|千万無量(せんまんむりょう)  |【意味】:数が、はかり知れないほど多いこと。
せ140|先憂後楽(せんゆうこうらく)  |【意味】:人々が楽しんだ後で自分も楽しむべきだということ。
せ141|千里結言(せんりけつげん)   |【意味】:遠く離れていても、言葉を交わすこと。
せ142|千里同風(せんりどうふう)   |【意味】:天下が、よく治まっていること。
せ143|善隣友好(ぜんりんゆうこう)  |【意味】:隣の国と、仲良くすること。

さ行 – そ の四字熟語一覧(そ001〜そ050)

そ001|粗衣粗食(そいそしょく)    |【意味】:質素な衣食で生活すること。倹約のたとえ。
そ002|創意工夫(そういくふう)    |【意味】:新しいアイデアを考え出し、工夫を凝らすこと。
そ003|草行露宿(そうこうろしゅく)  |【意味】:旅などで野宿すること。粗末な暮らしのたとえ。
そ004|送故迎新(そうこげいしん)   |【意味】:古いものを送り出し、新しいものを迎えること。
そ005|桑弧蓬矢(そうこほうし)    |【意味】:男子の出生を祝い、立派に育てる願いの儀礼。
そ006|草根木皮(そうこんぼくひ)   |【意味】:草木の根や皮。非常に粗末な食べ物のたとえ。
そ007|相思相愛(そうしそうあい)   |【意味】:互いに思い合って深く愛し合うこと。
そ008|造次顚沛(ぞうじてんぱい)   |【意味】:慌ただしい時でも常に変わらぬ信念を持つこと。
そ009|双宿双飛(そうしゅくそうひ)  |【意味】:夫婦や恋人が仲睦まじく暮らすたとえ。
そ010|蚤寝晏起(そうしんあんき)   |【意味】:早く寝て遅く起きること。怠けた生活態度のたとえ。
そ011|甑塵釜魚(そうじんふぎょ)   |【意味】:非常に貧しい生活のたとえ。炊事道具に埃や魚がいる。
そ012|騒人墨客(そうじんぼっかく)  |【意味】:詩文や書画を愛する風流人のこと。
そ013|漱石枕流(そうせきちんりゅう) |【意味】:負け惜しみに無理に理屈をこじつけること。
そ014|相即不離(そうそくふり)    |【意味】:二つのものが別々ではなく密接に関係していること。
そ015|走馬看花(そうばかんか)    |【意味】:物事を表面的にしか見ないこと。
そ016|造反無道(ぞうはんむどう)   |【意味】:反乱を起こし道義を踏みにじること。
そ017|造反有理(ぞうはんゆうり)   |【意味】:反乱には正しい理由があるという意味の政治的スローガン。
そ018|草茅危言(そうぼうきげん)   |【意味】:在野の賢者が真実を語ること。
そ019|草満囹圄(そうまんれいご)   |【意味】:刑務所に草が生えるほど罪人がいない平和な様子。
そ020|聡明叡智(そうめいえいち)   |【意味】:聡く明晰で、深い知恵があること。
そ021|争名争利(そうめいそうり)   |【意味】:名誉や利益を奪い合うこと。
そ022|草木皆兵(そうもくかいへい)  |【意味】:恐れのあまり、すべてが敵兵に見えること。
そ023|装模作様(そうもさくよう)   |【意味】:見た目だけを取り繕って実質が伴わないこと。
そ024|蒼蠅驥尾(そうようきび)    |【意味】:小人物が賢者に付き従って名を上げること。
そ025|総量規制(そうりょうきせい)  |【意味】:物の量や金額の総量に制限を設けること。
そ026|巣林一枝(そうりんいっし)   |【意味】:地位や名誉を求めない慎ましい態度のこと。
そ027|粟散辺地(ぞくさんへんじ)   |【意味】:人里離れた僻地。
そ028|即身成仏(そくしんじょうぶつ) |【意味】:この身のままで悟りを開いて仏となること。
そ029|速戦即決(そくせんそっけつ)  |【意味】:戦いや物事を短時間で決着をつけること。
そ030|即断即決(そくだんそっけつ)  |【意味】:すぐに判断し決断すること。
そ031|続短断長(ぞくたんだんちょう) |【意味】:短所を補い長所を断つ、誤った対処のたとえ。
そ032|則天去私(そくてんきょし)   |【意味】:私心を捨て、自然の道理に従うこと。
そ033|属毛離裏(ぞくもうりり)    |【意味】:些細な違いを誇張して問題視すること。
そ034|鏃礪括羽(ぞくれいかつう)   |【意味】:戦いに備えて武器を磨くこと。
そ035|麤枝大葉(そしたいよう)    |【意味】:粗雑で大まかなこと。
そ036|素車白馬(そしゃはくば)    |【意味】:喪に服して質素にすること。特に葬儀での様子。
そ037|粗製濫造(そせいらんぞう)   |【意味】:質の悪いものを大量に作ること。
そ038|率先躬行(そっせんきゅうこう) |【意味】:自ら率先して実行すること。
そ039|率先垂範(そっせんすいはん)  |【意味】:人の模範となって行動すること。
そ040|啐啄同時(そったくどうじ)   |【意味】:タイミングが合ってこそ物事が成就すること。
そ041|孫康映雪(そんこうえいせつ)   |【意味】:苦学のたとえ。雪明かりで本を読んだという故事から。
そ042|損者三友(そんじゃさんゆう)   |【意味】:害になる友人。便佞・便辯・便酒の三種。
そ043|樽俎折衝(そんそせっしょう)   |【意味】:酒宴の席で軍事・政事を論じること。文人による談合。
そ044|尊王攘夷(そんのうじょうい)   |【意味】:天皇を敬い、外国勢力を排除しようとする思想・運動。

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