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あ010|青息吐息(あおいきといき)とは?苦しさや困窮を表す四字熟語

目次

青息吐息の読み方と意味

■ 四字熟語

青息吐息(あおいきといき)

■ 読み方

あおいきといき

■ 意味

「青息吐息」とは、苦しさや困難な状況の中で、どうにか息をついているさまを表す四字熟語です。
精神的・経済的に困っているときや、どうにもならずため息ばかり出るような状態を描写する際に用いられます。

  • 「青息」は、顔色が悪く息も絶え絶えである様子
  • 「吐息」は、苦しさのあまり出るため息

つまり、「青息吐息」は、限界まで追い詰められた様子窮状を象徴する表現です。

青息吐息の語源と出典

■ 出典

故事成句(特定の文献出典ではなく、江戸時代以前からの慣用句として使用)

日本においては特に江戸時代の戯作や庶民の会話などで見られる言葉で、経済的な困窮や病弱な状態、仕事のストレスなどを表現するのに使われてきました。

青息吐息の使い方と例文

■ 用例・使い方

  • 連日の残業続きで、彼はすっかり青息吐息だった。
  • 予算オーバーが続き、家計は青息吐息の状態に。
  • 試験前の追い込みで、学生たちは青息吐息になっている。

青息吐息と関連する四字熟語

以下は、「青息吐息」と意味や使い方が近い四字熟語・慣用表現です。

四字熟語読み方意味
疲労困憊ひろうこんぱい体も心も非常に疲れきっていること
唯々諾々いいだくだく相手の言いなりになってしまう様子
呆然自失ぼうぜんじしつ驚きや失意でぼんやりしている状態
四苦八苦しくはっくあらゆる苦しみに悩まされること
手詰まりてづまりどうにも手の打ちようがなくなること(慣用句)

青息吐息が使える場面とは?

■ ビジネスや仕事

  • プロジェクトの納期に追われているとき
  • 売上不振や業績悪化に対して苦悩する経営者の状態表現

■ 日常生活

  • 家計が苦しいときや節約生活が続いているとき
  • 育児や介護に疲弊している様子にも用いられます

■ 学校・勉強

  • 試験勉強やレポート締切に追われている学生の姿を描写するのにも適しています

まとめ:青息吐息は、困難な状況をリアルに伝える言葉

「青息吐息」は、苦しさや切羽詰まった状況を非常にリアルに表現できる四字熟語です。
共感を呼ぶ言葉として、ビジネス・教育・家庭など幅広い分野で使われています。
ただし、自虐的・ネガティブな印象を与えることもあるため、使う場面や相手には注意が必要です。

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