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a020|啞然失笑(あぜんしっしょう)とは?呆れて笑ってしまう心情を表す四字熟語

目次

啞然失笑の読み方と意味

■ 四字熟語

啞然失笑(あぜんしっしょう)

■ 読み方

あぜんしっしょう

■ 意味

「啞然失笑」とは、あまりにも意外・非常識・ばかばかしいことに出会って、呆れたように思わず笑ってしまうことを意味する四字熟語です。

  • 「啞然(あぜん)」は、言葉を失うほど呆れること
  • 「失笑(しっしょう)」は、思わず笑ってしまうこと(ただし、含み笑いや苦笑も含む)

組み合わせることで、**“呆れて笑う”**という独特の感情を表現しています。

啞然失笑の語源と出典

■ 出典

明確な古典出典はなく、近代以降に成語化した熟語と考えられています。
日常語としても定着しており、報道・コラム・文学など幅広い文脈で使用されます。

啞然失笑の使い方と例文

■ 用例・使い方

  • 彼の突拍子もない発言に、会議室は啞然失笑の雰囲気に包まれた。
  • あまりにも非現実的な計画に、啞然失笑せざるを得なかった。
  • 啞然失笑するような説明だったが、本人は真剣そのものだった。

■ 注意点

「失笑」を「笑いをこらえきれず吹き出すこと」と誤解する人も多いですが、本来は苦笑・あきれ笑いの意味が含まれます。
「啞然失笑」は、あきれながらも思わず笑ってしまう状況に限定して使うのが自然です。

啞然失笑と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
呆然自失ぼうぜんじしつ驚きや動揺で茫然とし、我を失うこと
苦笑一笑くしょういっしょう苦々しさを含みつつ、思わず笑ってしまうこと
失言失態しつげんしったいうっかりした発言や行動で恥をかくこと
一笑千金いっしょうせんきん一度の笑顔が何ものにも代えがたい価値を持つこと
滑稽無類こっけいむるい他に類を見ないほどばかばかしく滑稽であるさま

啞然失笑が使える場面とは?

■ 日常会話やSNS

思わずあきれて笑ってしまったエピソードや状況を振り返るときに自然に使える熟語です。

■ ビジネス・会議など

  • 無理のあるプレゼンや的外れな提案を聞いたとき
  • 本人は真面目なのに内容がずれていて場が和む場面

■ 小説・エッセイ

登場人物の反応や心情を情感豊かに描写する手段としても有効です。

まとめ:啞然失笑は、呆れと笑いが交錯する心の動きを描く言葉

「啞然失笑」は、呆れて言葉も出ないが、思わず笑ってしまうという複雑な感情の機微を表現できる便利な四字熟語です。
あらゆる場面でのリアクションや感想に、ユーモアと皮肉を込めて使える一語として、覚えておくと便利です。

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