目次
安穏無事の読み方と意味
■ 四字熟語
安穏無事(あんのんぶじ)
■ 読み方
あんのんぶじ
■ 意味
「安穏無事」とは、世の中や身の回りが平穏で、何の心配もなく暮らせることを意味します。
- 「安穏(あんのん)」は、心が落ち着いて穏やかなこと。
- 「無事(ぶじ)」は、災いごとや問題がないこと。
つまり、「安穏無事」は、外からの災いも、内なる不安もない理想的な状態を表す言葉で、人生や社会の安泰を願う際によく使われます。
安穏無事の語源と出典
■ 出典
仏教用語に由来し、経典などでも「安穏」という言葉はしばしば登場します。
「安穏無事」は、仏教において、争いや欲を離れて心静かに暮らすことの理想として語られたことが起源とされます。
安穏無事の使い方と例文
■ 用例・使い方
- 一年が安穏無事に過ごせるよう、初詣で祈願した。
- 安穏無事な毎日こそ、何よりの幸せだと思う。
- 災害も病もなく、安穏無事な老後を過ごしたい。
安穏無事と関連する四字熟語
以下は、「安穏無事」と意味や使用場面が近い四字熟語です。
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
平穏無事 | へいおんぶじ | 世の中が穏やかで、変わったこともなく無事であること |
無病息災 | むびょうそくさい | 病気もせず、元気に暮らせることを願う言葉 |
息災延命 | そくさいえんめい | 災難を逃れて命を長らえること |
家内安全 | かないあんぜん | 家族全員が健康で、事故や災害に見舞われないこと |
天下泰平 | てんかたいへい | 国家が平和で安定していること |
安穏無事が使える場面とは?
■ 年賀状や季節の挨拶に
「今年も安穏無事に過ごせますように」といった挨拶文によく使われます。
■ 法事やお守りの文言に
仏教的な背景もあるため、祈願や供養の言葉としてもふさわしい表現です。
■ スピーチや文章表現に
平和や安心をテーマにした講演・手紙・論文などでも使われます。
まとめ:安穏無事は、穏やかな日々への祈りの言葉
「安穏無事」は、心身ともに安らかで、変わらぬ日常が続くことを願う言葉です。
日々の喧騒やストレスの中で、この四字熟語を思い出すことで、平穏の価値に気づかされるかもしれません。
家族や社会全体の安寧を願うときにもぴったりの、心温まる表現です。
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