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i002|易往易行(いおういぎょう)とは?仏道の入りやすさを説く四字熟語

目次

易往易行の読み方と意味

■ 四字熟語

易往易行(いおういぎょう)

■ 読み方

いおういぎょう

■ 意味

「易往易行」とは、仏教において、誰にでも実践でき、極楽往生がしやすい修行の道を指します。
特に、念仏を唱える浄土宗の教えにおいて、「誰でも極楽へ行ける簡単で確実な行(ぎょう)」という意味で使われます。

  • 「易往」は「往きやすい」=極楽へ行きやすい
  • 「易行」は「行じやすい」=実践しやすい修行方法

つまり、「誰にでもできる、救いの道がある」という平易な仏道の実践を説いた言葉です。

易往易行の語源と出典

■ 出典

中国・唐代の高僧**善導大師(ぜんどうだいし)**の著作『観無量寿経疏』より。

「念仏往生の道は、易往易行なり」

この言葉は、法然や親鸞といった日本の浄土宗・浄土真宗の教義の根幹ともなっています。

易往易行の使い方と例文

■ 用例・使い方

  • 念仏の道は易往易行であり、誰にでも極楽の門が開かれている。
  • 法然は念仏を易往易行の道として万人に広めた。
  • 浄土宗の教えは、易往易行の精神に基づいている。

易往易行と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
他力本願たりきほんがん仏や阿弥陀の力によって救われるという考え方(浄土教の核心)
一心不乱いっしんふらん心を一つに集中し、乱されない状態
無碍自在むげじざい何ものにも妨げられず、自由自在であること(仏の智慧や境地を表す)
精進潔斎しょうじんけっさい身を清め、ひたすら仏道に精進すること
平等利益びょうどうりやくすべての人が平等に仏の利益を受けられること

易往易行はどんな場面で使える?

■ 宗教・仏教の学びの中で

浄土宗・浄土真宗の教えや仏道の入門としての概念説明に。

■ 一般的な比喩として

難解なものではなく、誰にでも理解できる方法・やり方を紹介する比喩表現として使うことも可能。

例:「このやり方はまさに易往易行で、誰でもすぐできる」

まとめ:易往易行は、万人に開かれた仏道の入り口

「易往易行」は、仏の慈悲により、誰でも極楽へと導かれる道があるという教えを表す言葉です。
その根底には、すべての人を救おうとする仏の平等な願いと、念仏の実践を重視する浄土教の精神が込められています。

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