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i016|夷険一節(いけんいっせつ)とは?状況に左右されない節義を貫く四字熟語

目次

夷険一節の読み方と意味

■ 四字熟語

夷険一節(いけんいっせつ)

■ 読み方

いけんいっせつ

■ 意味

「夷険一節」とは、順境(夷)でも逆境(険)でも、節義を変えないことを意味します。
人生の状況や環境が変わっても、自分の信念や正しい行いを貫く姿勢を表した四字熟語です。

  • 「夷(い)」は平坦・順調な状態。
  • 「険(けん)」は困難・逆境。
  • 「一節(いっせつ)」は節操を守り変えないこと。

夷険一節の語源と出典

■ 出典

『後漢書(ごかんじょ)』・馮異伝(ふういてん)

「夷険一節にして、志を移さず」

これは、武将・馮異が戦や政治の中で、順境にも逆境にも節操を変えず信義を守ったことを称える言葉です。

夷険一節の使い方と例文

■ 用例・使い方

  • 彼はどんな状況でも正しい判断を下す、まさに夷険一節の人だ。
  • 夷険一節の精神を持ち、信頼される人物になりたい。
  • 政治家には夷険一節の覚悟が必要だ。

夷険一節と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
不撓不屈ふとうふくつどんな困難にも屈しないこと
節操堅固せっそうけんご節義を守り意志を曲げないこと
一意専心いちいせんしん一つのことに心を集中し貫き通すこと
変節無常へんせつむじょう節義を変えてしまうこと(夷険一節の反対の意味)
初志貫徹しょしかんてつ初めの志を最後まで貫き通すこと

夷険一節が活きる場面

■ ビジネスやリーダーシップ

方針が揺らがないトップとして信頼を得たいとき。

■ 教育や人生訓

生徒や子どもに「状況に左右されず正しい行いをする」姿勢を教えるとき。

■ 政治・社会活動

世論や流行に流されず、自らの信念で行動する重要性を語るとき。

まとめ:夷険一節は「ぶれない信念」を表す言葉

「夷険一節」は、順境にも逆境にも動じず、節義を貫く精神を表す四字熟語です。
現代社会でも、この姿勢は信頼や尊敬を得る上で大切な要素といえるでしょう。

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