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i020|遺臭万載(いしゅうばんさい)とは?悪名が長く後世に残ることを表す四字熟語

目次

遺臭万載の読み方と意味

■ 四字熟語

遺臭万載(いしゅうばんさい)

■ 読み方

いしゅうばんさい

■ 意味

「遺臭万載」とは、悪い評判や恥ずべき行いの名が、長く後世まで残ることを意味する四字熟語です。
「遺臭」は悪い評判や汚名を後世に残すこと、「万載」は長い年月を表します。
つまり、恥ずべき行為の悪名が、何代にもわたって伝えられてしまうことを指します。

遺臭万載の語源と出典

■ 出典

『後漢書(ごかんじょ)』王充伝

「遺臭萬載、不可復滅」
(悪名は万代に残り、消すことはできない)

古代中国では、政治的失敗や道義に反する行為は、名誉回復が難しく、子孫にまで影響を及ぼすと考えられていました。

遺臭万載の使い方と例文

■ 用例・使い方

  • 不正を働けば、遺臭万載の恥となる。
  • 権力乱用の事実は、遺臭万載として歴史に刻まれるだろう。
  • 戦争犯罪は、遺臭万載の汚名として後世に伝わる。

遺臭万載と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
悪名高揚あくめいこうよう悪い評判が広く知れ渡ること
千古不磨せんこふま永遠に消えることのない名声や悪名
汚名千載おめいせんざい恥ずべき悪名が長く後世に残ること
万古不易ばんこふえき永遠に変わらないこと(良い意味でも使われる)
悪事千里あくじせんり悪い噂はすぐに広まり遠くまで届くこと

遺臭万載が使える場面とは?

■ 歴史・政治の批評

過去の指導者や権力者の悪行を指摘するときに用いられる。

■ 経営・企業倫理

不正や不祥事が企業の評判を長く損なうことを戒める表現として。

■ 教訓的な文章やスピーチ

若い世代に向け、誠実さや道徳心の大切さを説く際に効果的。

まとめ:遺臭万載は悪事の戒めを強調する言葉

「遺臭万載」は、一度の不正や恥ずべき行為が、長く後世に残るという厳しい戒めです。
現代でも、政治・企業・個人の行動において、この言葉は「信用は築くのに時間がかかるが、失うのは一瞬」という教訓として使われています。

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