目次
異体同心の読み方と意味
読み方
いたいどうしん
意味
「異体同心」とは、立場や境遇が異なっていても、同じ志や目的を持ち、心を一つにして行動することを表す四字熟語です。
「異体」は違う身体や立場を、「同心」は心を一つにすることを意味します。
特に、複数の人が協力して同じ目的を達成しようとするときの結束や団結を強調する際に用いられます。
異体同心の出典・語源
出典:『史記(しき)』蘇秦列伝
蘇秦が諸侯に向けて「異体にして同心、共に強敵にあたるべし」と説いた記述に由来します。
これは、互いに違う国や身分であっても志を一つにすれば、大きな敵にも立ち向かえるという教えです。
異体同心の使い方と例文
使用シーン
- チームワークや組織の団結を強調するとき
- 立場の異なる人々が同じ目標のために協力しているとき
- 契約や協定の場面で協力関係を表すとき
例文
- 我々は異体同心となって、この難局を乗り越えよう。
- 国籍や文化は違えど、異体同心で平和を築くことが大切だ。
- 異体同心の精神こそ、プロジェクト成功の鍵である。
異体同心と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
同心協力 | どうしんきょうりょく | 心を一つにして協力すること |
一致団結 | いっちだんけつ | 心を合わせて団結すること |
心願成就 | しんがんじょうじゅ | 心から願ったことがかなうこと |
一心同体 | いっしんどうたい | 心も体も一つになったように強く結びつくこと |
和衷協同 | わちゅうきょうどう | 心を和らげて協力し合うこと |
まとめ:異体同心はチームや組織の絆を強める言葉
「異体同心」は、違う立場や境遇にあっても志を一つにする強い結束力を表す四字熟語です。
ビジネス、スポーツ、国際協力など、さまざまな場面で使える力強い言葉です。
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