目次
異端邪説の基本情報
■ 四字熟語
異端邪説(いたんじゃせつ)
■ 意味
正統な学説や思想から外れた、誤った説や思想のこと。
「異端」は正しい教義や学問から外れた立場や派を指し、「邪説」は道理に反する説や主張を意味します。
主に宗教・思想・哲学・政治などの分野で、正統派から見て間違っているとされる考えを批判するときに用いられます。
異端邪説の語源・出典
出典
中国古典や儒教思想の中で使われる語で、特定の一書からの引用というよりも、儒教の正統を守る立場から「異端の学説」を排斥する際に広く用いられた表現です。
成り立ち
- 異端:正統に属さず、道理から外れた派閥や思想。
- 邪説:道理に反し、人を惑わす間違った説。
二語を組み合わせることで、「正統派が否定する誤った思想」という強い批判の意味を持ちます。
異端邪説の使い方と例文
使い方のポイント
- 主に否定的な文脈で用いられる
- 学問や宗教だけでなく、ビジネスや社会思想の議論でも比喩的に使われることがある
例文
- 彼の新理論は一部の学者から異端邪説として退けられた。
- 中世ヨーロッパでは、カトリックの教えに反するものは異端邪説とみなされた。
- その政策案は時代錯誤だとされ、異端邪説扱いされた。
異端邪説と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
邪知暴虐 | じゃちぼうぎゃく | 道理に外れた知恵と乱暴な行い |
邪鬼悪霊 | じゃきあくりょう | 人を惑わし害を及ぼす悪い霊 |
似非学者 | えせがくしゃ | 学問を装った偽物の学者 |
誤学無術 | ごがくむじゅつ | 誤った学問や役に立たない知識 |
異端説法 | いたんせっぽう | 正統を外れた説法 |
まとめ:異端邪説は強い批判を込めた言葉
「異端邪説」は、正統から外れた誤った学説や思想を批判する強い意味を持つ四字熟語です。現代でも比喩的に使われ、議論や評論の場で相手の主張を否定する際に用いられます。
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