目次
一往一来の読み方と意味
読み方
いちおういちらい
意味
「一往一来」とは、行ったり来たりすること、または物事が一進一退する様子を表す四字熟語です。
- 「一往」=一度行くこと
- 「一来」=一度来ること
実際の移動や往復の動作を指すほか、交渉・議論・試合などで優劣が入れ替わる状態の比喩としても使われます。
一往一来の語源・由来
出典
明確な古典の出典は定かではありませんが、中国の故事成語や漢文に見られる「往来(おうらい)」の用法が基盤となっています。
特に往復する動作や、やり取りの応酬を簡潔に表すための熟語として形成されました。
一往一来の使い方と例文
使用シーンのポイント
- 実際の往復動作を描写する場面
- 交渉や議論などで優勢・劣勢が入れ替わる状況を表すとき
- 進展と後退を繰り返す物事を説明するとき
例文
- 両者の議論は一往一来を繰り返し、なかなか決着がつかない。
- 川の向こう岸まで一往一来の往復を続けた。
- 試合は一往一来の攻防で観客を沸かせた。
一往一来と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
一進一退 | いっしんいったい | 状況が良くなったり悪くなったりを繰り返すこと |
応酬往復 | おうしゅうおうふく | 言葉や行動をやり取りすること |
互角拮抗 | ごかくきっこう | 実力や勢いがほぼ互いに等しい状態 |
往来頻繁 | おうらいひんぱん | 行き来が盛んであること |
攻防拮抗 | こうぼうきっこう | 攻撃と防御が互いに拮抗していること |
まとめ:一往一来は動きややり取りの繰り返しを表す便利な表現
「一往一来」は、物理的な往復動作から比喩的な一進一退の攻防まで幅広く使える四字熟語です。
スポーツ・交渉・人間関係など、動きややり取りの繰り返しを描写するときに効果的な表現として活用できます。
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