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i074|一毛不抜(いちもうふばつ)とは?極端なけちを表す四字熟語

目次

一毛不抜の読み方と意味

読み方

いちもうふばつ

意味

「一毛不抜」とは、自分の毛一本さえ抜くことを惜しむほど、極端にけちなことを意味します。
転じて、人に対してまったく恩恵や援助を与えない、非常に吝嗇な人を形容する言葉です。

  • 「一毛」=毛一本のこと
  • 「不抜」=抜かない、差し出さないこと

つまり、「毛一本すら惜しむ」という非常に強いけちさを誇張して表現しています。

一毛不抜の語源・由来

出典

『晋書(しんじょ)・任嘏伝(じんしょ・じんかでん)』に由来します。
任嘏(じんか)は非常にけちな人物として知られ、「毛一本も抜かないような人物」と評されました。この故事から「一毛不抜」という言葉が生まれたとされます。

一毛不抜の使い方と例文

使用シーンのポイント

  • 極端にけちな人を批判・皮肉する場合
  • 援助や支援をまったく行わない態度を非難する場合
  • 文学的・古典的な表現として用いる場合

例文

  • 彼は一毛不抜な人物で、決して人にお金を貸そうとしない。
  • 一毛不抜の態度では、信頼を失ってしまう。
  • その会社は利益を独占し、一毛不抜の経営姿勢を続けている。

一毛不抜と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
鷄肋如毛けいろくじょもう取るに足らないほど小さいことを惜しむこと
鉄石心腸てっせきしんちょう冷酷で情け容赦のない心
皮相浅薄ひそうせんぱく表面だけを見て中身が伴わないこと
吝金吝物りんきんりんもつ金や物を極端に惜しむこと
吝情薄義りんじょうはくぎ情けや義理に欠けること

まとめ:一毛不抜は、極端な吝嗇を表す痛烈な表現

「一毛不抜」は、非常にけちで他人に一切与えようとしない人を表す強烈な四字熟語です。
日常会話ではあまり使われませんが、文学作品やスピーチ、文章で皮肉や批判を込めたいときに効果的に使える表現です。

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