目次
一陽来復の読み方と意味
読み方
いちようらいふく
意味
「一陽来復」とは、悪い時期が終わり、良い方向に転じることを意味します。
- 「一陽」=新しい太陽、または陽気が再び訪れること
- 「来復」=戻ってくること
季節の変化や人生の運気など、暗く停滞した状態から光明が差し込む瞬間を表す言葉です。
一陽来復の語源・由来
出典
『易経(えききょう)』坤為地(こんいち)篇より。
冬至の時期、最も日が短く陰の力が極まった後、再び陽の力が戻ってくる様子を「一陽来復」と表現しました。
このことから、困難や不運が続いた後に運気が好転するという意味で用いられるようになりました。
一陽来復の使い方と例文
使用シーンのポイント
- 困難を乗り越えて希望が見えたとき
- 運勢や景気が回復するとき
- 年賀状や新年の挨拶での縁起の良い言葉として
例文
- 長い不況も終わり、経済は一陽来復の兆しを見せている。
- 病気が回復に向かい、一陽来復の気分だ。
- 厳しい冬を越え、春の訪れに一陽来復を感じる。
一陽来復と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
起死回生 | きしかいせい | 絶望的な状況から立ち直らせること |
雪辱挽回 | せつじょくばんかい | 恥や屈辱を晴らし、名誉を回復すること |
東山再起 | とうざんさいき | 一度敗れた人が再び勢いを取り戻すこと |
捲土重来 | けんどちょうらい | 一度失敗した者が再び盛り返すこと |
柳暗花明 | りゅうあんかめい | 困難を抜け出し、希望が開けること |
まとめ:一陽来復は希望と再生の象徴
「一陽来復」は、陰から陽への転換、困難から希望への転換を象徴する四字熟語です。
新年の挨拶や節目の言葉として縁起が良く、日常会話やビジネスシーンでも前向きな意味で使えます。
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