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i084|一利一害(いちりいちがい)とは?利益と害がともにある四字熟語

目次

一利一害の読み方と意味

読み方

いちりいちがい

意味

「一利一害」とは、物事には利益があれば必ず害も伴うという意味の四字熟語です。

  • 「一利」=一つの利益、利点
  • 「一害」=一つの害、欠点

つまり、何事にも長所と短所があることを表す言葉で、一方だけを見て判断せず、両面を冷静に考えるべきだという戒めとして用いられます。

一利一害の語源・由来

出典

『史記(しき)』・「平準書」などの古典に類似の考え方が見られますが、明確な文献上の初出は不詳です。
古くから中国思想や儒教の中で、「利益と害は表裏一体である」という教訓的概念として使われてきました。

一利一害の使い方と例文

使用シーンのポイント

  • 政策や計画、道具などを評価するとき
  • 長所と短所を両方説明するとき
  • 偏った判断を戒めるとき

例文

  • この制度には一利一害がある。導入前に慎重に検討すべきだ。
  • SNSは便利だが、一利一害の側面を忘れてはいけない。
  • 新しい薬も一利一害で、効果と副作用の両方がある。

一利一害と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
利害得失りがいとくしつ利益と損害、得と失のこと
表裏一体ひょうりいったい二つの物事が表と裏のように切り離せない関係にあること
一長一短いっちょういったん長所もあれば短所もあること
光明相伴こうみょうあいともなう良い面と悪い面が常に一緒にあること
利害相反りがいそうはん利益と損害が互いに反する関係

まとめ:一利一害は物事の両面を教える言葉

「一利一害」は、利益と害は常に共存するという現実を示す四字熟語です。
物事を判断するときは、利点だけでなく欠点にも目を向け、バランスの取れた決断をするための指針として活用できます。

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