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i087|一蓮托生(いちれんたくしょう)とは?運命を共にする四字熟語

目次

一蓮托生の読み方と意味

読み方

いちれんたくしょう

意味

「一蓮托生」とは、どんな結果になろうとも、最後まで行動や運命を共にすることを意味します。
もともとは仏教用語で、極楽浄土で同じ蓮の花に生まれ変わることを指し、転じて現代では仲間や恋人、夫婦、同志などが最後まで一緒に運命を分かち合うことを表します。

  • 「一蓮」=同じ蓮の花(極楽浄土の象徴)
  • 「托生」=生まれ変わること、依り託して生まれること

一蓮托生の語源・由来

出典

仏教経典に由来します。極楽浄土では、善行を共にした者は同じ蓮華の中に生まれるとされ、それを「一蓮托生」と呼びました。
この思想は、阿弥陀信仰における「死後も共に極楽へ行く」という願いに基づいています。

一蓮托生の使い方と例文

使用シーンのポイント

  • 良い結果も悪い結果も共に受け入れる決意を示すとき
  • 仲間意識や連帯感を強調したいとき
  • 恋愛や友情の強い絆を表すとき

例文

  • 困難なプロジェクトだが、君となら一蓮托生の覚悟だ。
  • 夫婦はまさに一蓮托生、苦楽を共にする存在だ。
  • 一度チームに入ったからには、一蓮托生で最後まで戦う。

一蓮托生と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
運命共同うんめいきょうどう運命を共にする関係
生死与奪せいしよだつ生きるか死ぬかの権利を握ること、または共にすること
同舟共済どうしゅうきょうさい同じ舟に乗り困難を共に乗り越えること
悪事連帯あくじれんたい悪いことも共に引き受ける仲間意識
一心同体いっしんどうたい心を一つにして一緒に行動すること

まとめ:一蓮托生は深い絆と覚悟を示す言葉

「一蓮托生」は、仏教的な死後の世界観から生まれた、最後まで共に運命を歩むという強い決意を表す四字熟語です。
現代では、友情・愛情・チームワークなどあらゆる人間関係において使われ、特に苦楽を分かち合う覚悟を表現する場面で力を発揮します。

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