i120｜一心一徳（いっしんいっとく）とは？心と徳を一つにする四字熟語

一心一徳の読み方と意味

読み方

いっしんいっとく

意味

「一心一徳」とは、心と徳を一つにして物事に取り組むことを意味します。

• 「一心」＝心を一つにする、集中すること
• 「一徳」＝徳を一つに保つ、または徳を極めること

道徳的な心と正しい行いを一致させ、誠実に生きる姿勢を表す言葉です。

一心一徳の語源・由来

出典

中国古典の明確な典拠は不明ですが、「一心」や「一徳」という語は儒教や仏教の思想に多く見られます。

• 儒教では、「徳」を磨き、心と一致させることを理想としました。
• 仏教では、心を一つに集中し、正しい行いを積むことが悟りの道とされます。

一心一徳の使い方と例文

使用シーンのポイント

• 誠実さと集中力を兼ね備えた人物を讃えるとき
• 道徳的な精神と行動を一致させた態度を表すとき
• 学問や修行などで心と行動を一致させる重要性を語るとき

例文

• 彼は一心一徳の人で、誰からも信頼されている。
• 一心一徳の精神で仕事に臨むことが成功の秘訣だ。
• 一心一徳を座右の銘として日々精進している。

一心一徳と関連する四字熟語

四字熟語	読み方	意味
一意専心	いちいせんしん	心を一つにして集中すること
忠孝両全	ちゅうこうりょうぜん	忠義と孝行を両立させること
清廉潔白	せいれんけっぱく	心が清く私欲がないこと
至誠一貫	しせいいっかん	初めから終わりまで誠実で一貫していること
心身一如	しんしんいちにょ	心と体が一体となっていること

まとめ：一心一徳は心と行動の一致を促す言葉

「一心一徳」は、心を集中させ、徳をもって行動する理想的な生き方を表す四字熟語です。
誠実さと一貫性を持つ人柄や態度を表すときに使うことで、その人の人格の高さを強調できます。