目次
内股膏薬の読み方と意味
読み方
うちまたごうやく
意味
「内股膏薬」とは、態度や立場がころころ変わって定まらない人のことを指す四字熟語です。
- 「内股」=足の内側に力がかかり、ふらつくような状態。
- 「膏薬」=薬を塗るときに、あちらこちらに張り付くもの。
この二つを合わせて、一貫性のない人・場当たり的な態度をとる人を批判的に表現します。
内股膏薬の語源・由来
由来
- 「膏薬(こうやく)」は患部に貼る薬で、どこにでも貼り付けられることから「節操がない様子」を比喩。
- 「内股」は姿勢が安定せず、どちらにも寄ってしまうことを表現。
これらを組み合わせ、立場をすぐ変える人・誰にでも同調する人を指すようになりました。
内股膏薬の使い方と例文
使用シーンのポイント
- 優柔不断な態度を批判したいとき
- 誰にでも迎合する人を揶揄する場合
- 政治や人間関係において、一貫性がない人物への皮肉
例文
- 彼は内股膏薬のように意見を変えるので信用できない。
- 内股膏薬な態度では、大事な場面で信頼を失う。
- あの政治家は内股膏薬と言われても仕方がない。
内股膏薬と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
朝令暮改 | ちょうれいぼかい | 法令や方針がすぐに変わり、安定しないこと |
優柔不断 | ゆうじゅうふだん | 物事を決断できず、態度がはっきりしないこと |
二心三意 | にしんさんい | 心が定まらず、あちらこちらに気持ちが揺れ動くこと |
首尾不統 | しゅびふとう | 最初と最後で言動に一貫性がないこと |
朝三暮四 | ちょうさんぼし | 言葉巧みに人をだますこと、または一貫性がない態度 |
まとめ:内股膏薬は一貫性のなさを批判する言葉
「内股膏薬(うちまたごうやく)」は、態度が定まらず、節操がない人を皮肉る表現です。
優柔不断さや迎合的な態度を戒める意味を持ち、特に政治・人間関係で使われます。自分の立場をしっかり持つことの大切さを教えてくれる四字熟語です。
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