う014｜烏兎匆匆（うとそうそう）とは？時が過ぎ去る早さを表す四字熟語

烏兎匆匆の読み方と意味

読み方

うとそうそう

意味

「烏兎匆匆」とは、月日の経つのがあわただしく早いことを意味します。

• 「烏」＝太陽にいる三本足の烏（陽鳥）
• 「兎」＝月にいる兎（陰兎）
• 「匆匆」＝あわただしく、すばやいこと

日や月の移ろいが早く感じられることをたとえています。

烏兎匆匆の語源・由来

古代中国の思想で、太陽には烏が、月には兎がいるとされました。これを組み合わせて「日月の運行」を意味し、そこに「匆匆」を加えて歳月の速さを強調したのがこの四字熟語です。

烏兎匆匆の使い方と例文

例文

• 烏兎匆匆として、もう一年が過ぎ去った。
• 学生時代は烏兎匆匆で、気づけば卒業を迎えていた。
• 烏兎匆匆、人生は本当に短いものだ。

烏兎匆匆と関連する四字熟語

四字熟語	読み方	意味
光陰如箭	こういんじょせん	時間は矢のように速く過ぎること
白駒過隙	はっくこげき	光陰の速さを馬の影が隙間を過ぎる様子にたとえた言葉
荏苒歳月	じんぜんさいげつ	月日の移ろいが早いこと
流光瞬息	りゅうこうしゅんそく	光陰の過ぎ去る速さを表現

まとめ：烏兎匆匆は、時の早さを実感する言葉

「烏兎匆匆」は、時が経つのは本当に早いという感覚を、詩的かつ文学的に表現する四字熟語です。