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a027|阿諛追従(あゆついしょう)とは?へつらいとご機嫌取りを表す四字熟語

目次

阿諛追従の読み方と意味

■ 四字熟語

阿諛追従(あゆついしょう)

■ 読み方

あゆついしょう

■ 意味

「阿諛追従」とは、相手に取り入るために、こびへつらい、機嫌を取って言いなりになることを意味する四字熟語です。

  • 「阿諛(あゆ)」は、相手の気に入るようにこびること。
  • 「追従(ついしょう)」は、相手の言動にただ従っておべっかを使うこと。

多くの場合、卑屈・軽蔑すべき態度として使われ、特に権力者や上司に対しての不誠実な振る舞いを非難する際に用いられます。

阿諛追従の語源と出典

■ 出典

『書経』・『漢書』など、中国古典にしばしば登場する道徳的警句に由来。
阿諛と追従はいずれも古代中国において、儒教の道徳観に反する態度として戒められていた言葉です。

阿諛追従の使い方と例文

■ 用例・使い方

  • 彼は上司に阿諛追従するだけで、自分の意見をまったく持っていない。
  • 阿諛追従な姿勢は、長期的には信頼を失うだけだ。
  • 権力に対して阿諛追従する者は、いずれ周囲からも見放される。

阿諛追従と関連する四字熟語

以下は、「阿諛追従」と似た意味や対照的な意味を持つ四字熟語です。

四字熟語読み方意味
迎合附和げいごうふわ相手の意向にただ同調して、自分の考えを曲げること
面従腹背めんじゅうふくはい表面では従うふりをして、内心では従っていないこと
虚心坦懐きょしんたんかい心を空にして、素直に相手の意見を聞くこと
正直無比しょうじきむひごまかしが一切なく、非常に正直であること
卑屈迎合ひくつげいごう自尊心を捨ててまで、相手にへつらうこと

阿諛追従が使われる場面とは?

■ 組織内の風潮批判

上司に気に入られようとするばかりで、本質的な仕事ができていない人物を評するときに用いられます。

■ 政治・権力への態度批判

権力者の意向に逆らえず、常にご機嫌を取るだけの姿勢を非難する場面で使われます。

■ 自分を戒める言葉として

自己反省の文脈で「阿諛追従に陥ってはいけない」と使うこともあります。

まとめ:阿諛追従は誠実さを失った不本意な姿勢を戒める言葉

「阿諛追従」は、真の信頼関係や尊敬を得られない、卑屈な態度を戒める四字熟語です。
一時的な評価を得るために媚びへつらうのではなく、誠実に自分の意見を持ち、真摯に行動することの大切さを思い起こさせてくれる言葉でもあります。

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