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燕頷投筆の読み方と意味
読み方
えんがんとうひつ
意味
「燕頷投筆」とは、文筆の道を捨て、武の道に進むことを決意することを表す言葉です。
- 「燕頷」=ツバメのような立派な顎を持つ人物(勇猛の相)
- 「投筆」=筆を投げ捨てること、文人の道を断つこと
武勇を志す強い決意を象徴します。
燕頷投筆の語源・由来
出典:『後漢書・班超伝』
班超は下級役人でしたが、筆を投げ捨てて「大丈夫は功名を立てるべきで、書を写して一生を終えるのは忍びない」と語り、武人として功績を残しました。
この故事に由来します。
燕頷投筆の使い方と例文
例文
- 彼の転身はまさに燕頷投筆であった。
- 学者の道を捨てて武人となった彼を、燕頷投筆と評した。
燕頷投筆と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
投筆請戦 | とうひつせいせん | 筆を投げ捨て戦いを願い出る決意 |
決死奮闘 | けっしふんとう | 死を覚悟して戦いに挑むこと |
一刀両断 | いっとうりょうだん | 思い切りの良い決断 |
起死回生 | きしかいせい | 絶望的状況から立ち直ること |
一念発起 | いちねんほっき | 心を決めて事に臨むこと |
まとめ
「燕頷投筆」は、学問から武勇へ転身する決意を表す故事成語です。大きな転機に挑む場面で使われる表現です。
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