目次
衣冠盛事の読み方と意味
■ 四字熟語
衣冠盛事(いかんせいじ)
■ 読み方
いかんせいじ
■ 意味
「衣冠盛事」とは、礼服をまとって行う、きわめて格式高く、華やかな行事や儀式を意味する四字熟語です。
- 「衣冠(いかん)」は、貴族や高官などが正装すること。
- 「盛事(せいじ)」は、盛大な出来事や盛儀(せいぎ)を意味します。
格式ある式典や儀式、歴史的なイベント、または重要な文化行事を形容する言葉として使われます。
衣冠盛事の語源と出典
■ 出典
中国の古典や漢籍に由来し、「衣冠」は中国古代の官人の正装、「盛事」は盛大な催しを意味します。
明確な一書の引用ではないものの、文献的には歴代王朝の宮廷行事や国家的典礼に関して使われてきた表現です。
衣冠盛事の使い方と例文
■ 用例・使い方
- 王の即位式は、まさに衣冠盛事そのものであった。
- 平安時代の貴族の婚礼は、衣冠盛事として記録に残っている。
- 式典の厳かな雰囲気は、衣冠盛事と呼ぶにふさわしい。
衣冠盛事と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
盛大荘厳 | せいだいそうごん | 非常に盛大で荘厳なこと |
錦衣玉食 | きんいぎょくしょく | 贅沢で華麗な暮らし、あるいは服装や食事が豪華なこと |
威儀整然 | いぎせいぜん | 礼儀や立ち居振る舞いが正しく整っていること |
冠婚葬祭 | かんこんそうさい | 人生の重要な儀式・行事 |
風光明媚 | ふうこうめいび | 自然や景観が美しく、見る者を引きつけるさま |
衣冠盛事が使われる場面とは?
■ 式典・即位・祝賀の場面で
- 皇室行事や国家典礼などのニュース記事や報道文で
■ 歴史・文化関連の描写で
- 平安貴族・古代王朝など、華やかな宮廷文化を形容する表現として
■ 現代のフォーマルイベントでも
- 国際的な授賞式、厳かな舞踏会、格式ある結婚式などにも比喩的に使用可能
まとめ:衣冠盛事は、格式と荘厳さを伝える美しい言葉
「衣冠盛事」は、美しさ・格式・歴史性を持つ重大な催しを象徴する言葉です。
古典的な場面はもちろん、現代でも格式高い行事を語る際に活用できる、美意識にあふれた四字熟語といえるでしょう。
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