目次
遺憾千万の読み方と意味
■ 四字熟語
遺憾千万(いかんせんばん)
■ 読み方
いかんせんばん
■ 意味
「遺憾千万」とは、たいへん残念でたまらない気持ちを表す四字熟語です。
物事が思うようにならず、心に引っかかるような強い未練や悔い、後悔の念を含んでいます。
「遺憾(いかん)」=残念・心残り
「千万(せんばん)」=非常に、きわめて
つまり、「非常に残念に思うこと」「悔やまれてならないこと」というニュアンスを持ちます。
遺憾千万の語源と出典
■ 出典
中国の古典や漢籍に直接の出典は見られないが、「遺憾」は元来中国語で「心に残って残念に思うこと」を意味し、日本では明治以降の政治的・公的文書で頻用されるようになった。
「遺憾千万」は、日本で定着した四字熟語で、外交文書や謝罪声明など、公式な文脈でも用いられる表現です。
遺憾千万の使い方と例文
■ 用例・使い方
- 検討はしたが、ご期待に添えなかったことは遺憾千万である。
- 彼の才能を生かせなかったのは、遺憾千万だ。
- このような事態になったことは遺憾千万の極みである。
遺憾千万と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
痛恨事 | つうこんじ | 非常に後悔し、悔やまれる出来事 |
無念千万 | むねんせんばん | とても残念で心残りなこと |
千載一遇 | せんざいいちぐう | 千年に一度の貴重な機会。逃した時の後悔と関連づけられることも |
後悔先に立たず | こうかいさきにたたず | いくら後悔しても過去は変えられないという戒め |
憾悔無及 | かんかいむきゅう | 後悔しても取り返しがつかないこと(文語的) |
遺憾千万が使われる場面とは?
- 謝罪会見や公的な声明
- ビジネス文書・報告書
- 礼儀を重んじるフォーマルな手紙や挨拶文
- 自己反省や振り返りの場面での表現
まとめ:遺憾千万は、強い後悔や残念な気持ちを表す丁寧な言葉
「遺憾千万」は、ビジネスや公的場面でも使える丁寧かつ強い感情表現です。
悔いが残るときや謝意を示すとき、感情を込めながらも節度を持った表現をしたい場合にぴったりの四字熟語といえます。
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