目次
異口同音の読み方と意味
■ 四字熟語
異口同音(いくどうおん)
■ 読み方
いくどうおん
■ 意味
「異口同音」とは、多くの人が口をそろえて同じことを言うことを意味します。
「異口」は異なる人の口(話す人が違うこと)、「同音」は同じ内容や意見を指します。つまり、話す人は違っても、意見や言葉が一致することを表す言葉です。
日常会話ではもちろん、ビジネスや報道の文章でも使われ、賛成意見の一致や同時発生的な意見表明を表現するのに適しています。
異口同音の語源と出典
■ 出典
明確な古典出典はないものの、中国や日本の漢語表現として古くから使われてきました。
「異なる口が同じ音を発する」という直訳から、多人数の意見一致という意味に転じたとされています。
異口同音の使い方と例文
■ 用例・使い方
- 新商品の改善点について、社員は異口同音に同じ意見を述べた。
- 会議では、参加者全員が異口同音に社長案を支持した。
- 彼の人柄の良さは、周囲が異口同音に認めるところだ。
異口同音と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
満場一致 | まんじょういっち | その場にいる全員の意見が一致すること |
異口同詞 | いくどうし | 多くの人が同じ言葉や表現を使うこと |
同心協力 | どうしんきょうりょく | 心を一つにして協力すること |
一致団結 | いっちだんけつ | 全員が心を合わせて行動すること |
衆議一致 | しゅうぎいっち | 多数の議論を経て意見が一致すること |
異口同音が使える場面とは?
■ ビジネスシーン
会議やプレゼンで、多くの参加者が同意見を示したとき。
■ 政治・社会
国民や関係者が同じ意見を持っている状況を表現するとき。
■ 日常生活
家族や友人など、複数人が自然に同じ発言や考えをしたとき。
まとめ:異口同音は「多数の意見一致」を端的に表す便利な言葉
「異口同音」は、多くの人が一致して同じ発言や意見を述べる状況を表す四字熟語です。
会議・報道・日常会話など幅広い場面で使えるため、文章力アップやスピーチ表現の幅を広げる上でも覚えておきたい言葉です。
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