目次
衣帯不解の読み方と意味
■ 四字熟語
衣帯不解(いたいふかい)
■ 意味
病人の看病や重要な任務に当たるため、衣服や帯を解かずに寝泊まりするほど尽くすこと。
転じて、誠心誠意、休まず物事に取り組む姿勢を表します。
衣帯不解の由来・出典
■ 出典
『後漢書(ごかんじょ)』光武帝紀
「衣帯を解かず」
皇帝が病人を看病するために、衣服や帯を解かず、そばに付き添った故事に由来します。
衣帯不解の使い方と例文
■ 用例
- 父の看病のため、衣帯不解の日々を過ごした。
- プロジェクト完成まで、衣帯不解の努力を続けた。
- 彼の衣帯不解な働きぶりには感服した。
衣帯不解と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
寝食忘却 | しんしょくぼうきゃく | 食事や睡眠も忘れて没頭すること |
命懸一念 | いのちがけいちねん | 一心不乱に命を懸けて行うこと |
廃寝忘食 | はいしんぼうしょく | 休まず熱中して物事を行うこと |
呉越同舟 | ごえつどうしゅう | 対立する者同士が協力すること |
臥薪嘗胆 | がしんしょうたん | 目的達成のため苦労を重ねること |
まとめ:衣帯不解は、全力で尽くす姿を表す言葉
「衣帯不解」は、古代の看病の逸話から生まれた四字熟語で、全力で人や物事に尽くす誠実さを象徴します。現代でも、看病・仕事・研究など、休まず努力する姿勢を表現する際に使える言葉です。
コメント