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i030|一衣帯水(いちいたいすい)とは?細い水路を隔てた近い関係を表す四字熟語

目次

一衣帯水の読み方と意味

読み方

いちいたいすい

意味

「一衣帯水」とは、川や海などの水域を細い帯のように隔てて、非常に近い位置にあることを意味します。
転じて、地理的に近く、行き来が容易な関係や、距離的・心理的な近さを表す場合にも使われます。

  • 「一衣」=細長い布(帯)
  • 「帯水」=帯のように細く長い水の流れ

つまり、「帯のように細い水を隔てて向かい合う」地理的近さのたとえです。

一衣帯水の語源・由来

出典

『晋書(しんじょ)』地理志に記された表現が由来とされます。
古代中国では、長江や川幅の狭い場所を隔てて国や地域が隣接している様子を「一衣帯水」と表現しました。

日本では、日本と中国や朝鮮半島が海を隔てて近接している関係を説明する時などに用いられることが多いです。

一衣帯水の使い方と例文

使用シーンのポイント

  • 地理的に近い国や地域の関係を説明するとき
  • 隣接する場所同士の行き来や関係性を強調するとき
  • 政治・経済・文化の交流を語る文脈で使用

例文

  • 日本と韓国は一衣帯水の関係にある。
  • 中国大陸と台湾は、一衣帯水で文化的なつながりも深い。
  • 一衣帯水の両国は、古くから交流を続けてきた。

一衣帯水と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
唇歯輔車しんしほしゃ互いに助け合い、密接な関係にあること
近在咫尺きんざいしせき距離が極めて近いこと
唇亡歯寒しんぼうしかん一方が滅びると他方も危うくなる密接な関係
一水隔天いっすいかくてん川を隔てて遠く離れているように見える関係
近水楼台きんすいろうだい有利な位置にあることで利益を得やすいこと

まとめ:一衣帯水は地理的近さを表すだけでなく、関係性の近さも示す

「一衣帯水」は、単なる地理的距離の近さだけでなく、交流や関係性の深さを表す言葉です。
国際関係・地域交流・歴史的つながりなど、幅広い文脈で使える便利な四字熟語として覚えておくと役立ちます。

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