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i047|一字不説(いちじふせつ)とは?一言も語らない悟りの境地を表す四字熟語

目次

一字不説の読み方と意味

読み方

いちじふせつ

意味

「一字不説」とは、一言も語らないことを意味します。
特に禅宗においては、言葉ではなく沈黙や態度で真理や悟りを伝える境地を指します。

  • 「一字」=一つの文字、一言
  • 「不説」=説かない、話さない

つまり、余計な言葉を排し、態度や行動そのもので本質を示すことを表す言葉です。

一字不説の語源・由来

出典

中国禅宗の語録や禅問答に見られる表現で、特に言葉に頼らず悟りを示すという禅の思想に基づきます。
師が弟子に真理を伝えるとき、言葉を介さず沈黙で示す態度を「一字不説」と呼びました。

一字不説の使い方と例文

使用シーンのポイント

  • 言葉よりも行動や態度で伝える場面
  • あえて沈黙を守ることで深い意味を持たせる場面
  • 禅や哲学的な文脈での表現

例文

  • 師は弟子の問いに対し、一字不説の沈黙で応えた。
  • 一字不説の態度が、かえって多くを語っていた。
  • その場では一字不説を貫き、後に行動で示した。

一字不説と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
不立文字ふりゅうもんじ言葉や文字に頼らず悟りを伝える禅の教え
默然不語もくぜんふご黙って何も言わないこと
言外之意げんがいのい言葉に出さずに含ませた意味
無言実行むごんじっこう言葉ではなく行動で示すこと
不言実行ふげんじっこう言葉にせず実際に行動すること

まとめ:一字不説は沈黙の中に真理を込める言葉

「一字不説」は、言葉に頼らず、本質を行動や態度で示す境地を表す四字熟語です。
特に禅の思想や精神修養の文脈で使われ、現代でも「言葉より行動で語る」という場面に活かせます。

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