i069｜一木一草（いちぼくいっそう）とは？自然や身近なものへの愛情を表す四字熟語

一木一草の読み方と意味

読み方

いちぼくいっそう

意味

「一木一草」とは、1本の木や1本の草といった、自然界の小さなものまで含めたすべてを指す言葉です。
そこから転じて、

• 自然のすべて
• 身近な環境の細やかな存在
• 郷里や故郷の風景全体
  を意味します。特に、郷愁や愛着を込めて使われることが多いです。

一木一草の語源・由来

出典

明確な古典出典は特定されていませんが、中国や日本の漢詩・文学作品に多く登場します。
元々は自然界の小さな要素を全体として愛でることを表し、故郷や思い出の地の情景を描く際に用いられてきました。

一木一草の使い方と例文

使用シーンのポイント

• 故郷や愛着ある土地の自然を語るとき
• 自然全体の大切さや美しさを表現するとき
• 些細な存在も含めて大事に思う心情を表すとき

例文

• 久しぶりに故郷へ帰り、一木一草が懐かしく胸に迫った。
• 山頂からの景色は、一木一草までが美しく輝いて見えた。
• 彼は庭の一木一草にまで愛情を注いでいる。

一木一草と関連する四字熟語

四字熟語	読み方	意味
山川草木	さんせんそうもく	自然界のすべてのこと
一山一水	いっさんいっすい	山や川などの自然の情景
花鳥風月	かちょうふうげつ	自然の美しい景色や風物詩
草木国土	そうもくこくど	自然界とそこにあるすべての存在
郷土愛着	きょうどあいちゃく	故郷や土地への深い愛着

まとめ：一木一草は自然や故郷への愛を表す言葉

「一木一草」は、自然界の一つひとつの存在を大切に思う気持ちを表す四字熟語です。
故郷を懐かしむ場面や、自然保護の意識を語る際に使うことで、言葉に深みと情緒が加わります。