i075｜一目十行（いちもくじゅうぎょう）とは？非常に速く文章を読むことを表す四字熟語

一目十行の読み方と意味

読み方

いちもくじゅうぎょう

意味

「一目十行」とは、文章を非常に速く読むこと、または速読の能力が優れていることを表す四字熟語です。

• 「一目」＝一度目を通すこと
• 「十行」＝十行分の文章
  つまり、一度目を通すだけで十行分を理解できるほどの速読を意味します。
  転じて、理解や処理が非常に早いことのたとえにも使われます。

一目十行の語源・由来

出典

『三国志』魏志・鍾繇伝などの史書に由来するとされます。
読書の才に優れた人物が、一度目を通すだけで十行分の文章を把握できたという逸話から生まれました。
古代中国では、速読は才能や知性の象徴とされていました。

一目十行の使い方と例文

使用シーンのポイント

• 読書や資料の理解が非常に早い人を褒めるとき
• 文章の処理速度の高さを表すとき
• ビジネスや勉学において能力を強調したい場面

例文

• 彼は一目十行の速読家で、資料をすぐに理解してしまう。
• 一目十行で要点をつかむ能力は、仕事の大きな武器だ。
• 試験前に教科書を一目十行で読み返した。

一目十行と関連する四字熟語

四字熟語	読み方	意味
一読三嘆	いちどくさんたん	読んで非常に感嘆すること
一読千金	いちどくせんきん	読む価値が非常に高い文章
博覧強記	はくらんきょうき	多くの書物を読み、よく覚えていること
温故知新	おんこちしん	古い知識を研究し、新しい知見を得ること
熟読玩味	じゅくどくがんみ	深く味わいながら丁寧に読むこと

まとめ：一目十行は速読力を称える言葉

「一目十行」は、目を通すだけで大量の情報を瞬時に把握できる能力を称える四字熟語です。
現代では、読書だけでなくビジネスや学習においても、情報処理能力の高さを表す言葉として使えます。