目次
一喜一憂の読み方と意味
読み方
いっきいちゆう
意味
「一喜一憂」とは、物事の成り行きによって喜んだり悲しんだり、感情が大きく揺れ動くことを意味します。
- 「一喜」=ひとたび喜ぶ
- 「一憂」=ひとたび憂う(心配・悲しむ)
主に、心の浮き沈みが激しい様子や、その時々の状況に感情が左右される状態を表します。
一喜一憂の語源・由来
出典
『後漢書(ごかんじょ)』馬援伝
「人は福を得れば喜び、禍を受ければ憂う」
この思想を簡潔にまとめたものが「一喜一憂」という表現です。
古来より、人間の感情の移ろいやすさを戒めたり、あるいは情緒の豊かさを表現するために使われてきました。
一喜一憂の使い方と例文
使用シーンのポイント
- 勝負や試合、受験結果などで心が揺れ動くとき
- 相場や天気など、状況によって気分が変わるとき
- 感情の安定を促すアドバイスとしても使える
例文
- 株価の変動に一喜一憂していては、冷静な判断はできない。
- 試合の展開に一喜一憂しながら応援した。
- 彼は受験結果に一喜一憂する毎日を過ごしている。
一喜一憂と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
喜怒哀楽 | きどあいらく | 人間のあらゆる感情 |
千変万化 | せんぺんばんか | 物事の変化が多くて一定しないこと |
明暗不知 | めいあんふち | 吉凶や成否がまだ分からないこと |
吉凶禍福 | きっきょうかふく | 幸運と不運、人生の浮き沈み |
栄枯盛衰 | えいこせいすい | 栄える時と衰える時の移り変わり |
まとめ:一喜一憂は感情の揺れを表す日常的な表現
「一喜一憂」は、日常の出来事や人生の中で、状況によって感情が揺れ動く様子を端的に表した四字熟語です。
戒めとしても、豊かな感情表現としても使える便利な言葉であり、現代でも多くの場面で活用されています。
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