i103｜一刻千金（いっこくせんきん）とは？わずかな時間が千金に値する四字熟語

一刻千金の読み方と意味

読み方

いっこくせんきん

意味

「一刻千金」とは、わずかな時間でも非常に価値があること、または楽しいひとときや貴重な機会は何にも代えがたいことを意味します。

• 「一刻」＝わずかな時間
• 「千金」＝莫大な価値や金額

特に、楽しい時間や大切な瞬間の尊さを表現する際に使われます。

一刻千金の語源・由来

出典

『晋書（しんじょ）・孫楚伝』に由来。
孫楚が詩文の中で「一刻千金」を用い、春の夜の宴や風雅な時間の尊さを表しました。
後に「一刻千金、春宵（しゅんしょう）一刻直千金」という詩句が広まり、貴重なひとときの価値を強調する言葉として定着しました。

一刻千金の使い方と例文

使用シーンのポイント

• 限られた時間の価値を強調したいとき
• 楽しいひとときや貴重な瞬間を称えるとき
• 思い出に残る出来事を表現したいとき

例文

• 友人との再会は一刻千金のひとときだった。
• 春の夜の宴はまさに一刻千金である。
• 家族と過ごす時間は一刻千金の価値がある。

一刻千金と関連する四字熟語

四字熟語	読み方	意味
光陰如箭	こういんじょせん	時間が矢のように速く過ぎ去ること
春宵一刻	しゅんしょういっこく	春の夜のわずかな時間は大変価値があること
時価千金	じかせんきん	その時の価値が非常に高いこと
千載一遇	せんざいいちぐう	千年に一度しか巡り会えないような貴重な機会
得難一会	とくなんいちえ	出会うことが難しいほど貴重な縁や機会

まとめ：一刻千金は限られた時間の尊さを伝える言葉

「一刻千金」は、短い時間でも非常に価値があることを表す四字熟語です。
楽しい時間、貴重な経験、二度とない瞬間を大切にする心を思い出させてくれる表現として、日常や文学作品、スピーチなど幅広く使うことができます。