目次
一切合切の読み方と意味
読み方
いっさいがっさい
意味
「一切合切」とは、何もかもすべて、全てを残らずという意味の四字熟語です。
日常会話でも使われる比較的口語的な表現で、「全部」「何から何まで」というニュアンスを持ちます。
- 「一切」=すべて、残らず
- 「合切」=全部、何もかも
この2つの語を重ねることで、強調の意味合いが生まれています。
一切合切の語源・由来
出典
特定の古典的出典はなく、日本語の口語表現から発展した熟語とされています。
「一切」も「合切」もそれぞれ独立して「全部」を意味するため、両方を合わせて強調的に使うようになったと考えられます。
一切合切の使い方と例文
使用シーンのポイント
- 「全部」や「すべて」を強調して言いたいとき
- 文章よりも会話でよく使われる
- カジュアルからややくだけた場面まで幅広く使える
例文
- 荷物を一切合切まとめて持ってきた。
- 借金を一切合切返済した。
- 机の上の物を一切合切片付けてください。
一切合切と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
完全無欠 | かんぜんむけつ | 欠点や不足がまったくなく完全であること |
一網打尽 | いちもうだじん | まとめて全部捕らえること |
残らず全部 | のこらずぜんぶ | 何も残さず全て |
全知全能 | ぜんちぜんのう | すべてを知り、何でもできる能力 |
悉皆成仏 | しっかいじょうぶつ | すべてが救われること(仏教用語) |
まとめ:一切合切は日常でも使いやすい万能表現
「一切合切」は、“すべて”を強調して表すカジュアルな四字熟語です。日常会話や文章で、「全部」「何から何まで」という意味をはっきりと伝えたいときに便利な言葉です。
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