目次
一死七生の読み方と意味
読み方
いっししちしょう
意味
「一死七生」とは、一度死んでも七度生まれ変わって目的を果たすほどの強い決意を表す四字熟語です。
- 「一死」=一度死ぬこと
- 「七生」=七度生まれ変わること
特に、忠義・復讐・国や主君のための使命を果たそうとする場面で用いられます。現代では「何度生まれ変わっても目的を遂げる」という比喩としても使われます。
一死七生の語源・由来
出典
『太平記(たいへいき)』巻第11
楠木正成(くすのきまさしげ)が足利軍との戦いにおいて「七度生まれ変わっても朝敵を討つ」と述べた逸話が有名です。この「七生報国(しちしょうほうこく)」の精神と同じ意味合いを持ちます。
一死七生の使い方と例文
使用シーンのポイント
- 強い覚悟や使命感を示すとき
- 何度失敗しても挑戦する意志を表すとき
- 歴史的・文学的な格調ある表現として
例文
- 一死七生の覚悟で、この計画をやり遂げる。
- 彼の決意は、一死七生の精神に通じている。
- 戦国武将の一死七生の誓いは、後世まで語り継がれた。
一死七生と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
七生報国 | しちしょうほうこく | 何度生まれ変わっても国のために尽くすこと |
粉骨砕身 | ふんこつさいしん | 身を粉にし骨を砕くほど全力を尽くすこと |
義勇奮発 | ぎゆうふんぱつ | 正義のために勇気を奮い立たせること |
堅忍不抜 | けんにんふばつ | 忍耐強く心を動かさないこと |
決死不退 | けっしふたい | 死を覚悟して決して退かないこと |
まとめ:一死七生は、不屈の決意を象徴する言葉
「一死七生」は、一度死んでも七度生まれ変わって目的を遂げるという、極めて強い覚悟を表す四字熟語です。
歴史的背景を踏まえて使えば、文章やスピーチに格調を与えることができます。
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