i112｜一瀉千里（いっしゃせんり）とは？一気に進む勢いを表す四字熟語

一瀉千里の読み方と意味

読み方

いっしゃせんり

意味

「一瀉千里」とは、物事が勢いよく一気に進む様子や、文章・話などがよどみなく流れることを表す四字熟語です。

• 「一瀉」＝一度に流れ落ちること
• 「千里」＝非常に長い距離

本来は、水が高いところから低いところへ一気に流れ下るさまを表現し、転じて物事が一気に進展する勢いや、文章や弁舌が流れるように進むことを指します。

一瀉千里の語源・由来

出典

中国の故事や詩文から由来し、水が高所から一気に流れ落ち、千里もの距離を進む様子を描いた比喩表現です。
古来より文章や弁舌の流麗さを褒める際にも使われ、現代でもビジネスやスポーツなどで勢いのある進展を形容する言葉として用いられます。

一瀉千里の使い方と例文

使用シーンのポイント

• 勢いよく進む行動や展開を描写したいとき
• 流れるような文章や話しぶりを褒めるとき
• 物事の進展が早く、止まらない様子を表現するとき

例文

• 彼のスピーチは一瀉千里で、聴衆を引き込んだ。
• 新製品の売れ行きは一瀉千里に伸び続けている。
• 改革の進行は一瀉千里で、計画よりも早く完了した。

一瀉千里と関連する四字熟語

四字熟語	読み方	意味
破竹之勢	はちくのいきおい	勢いが止まらず、押し進めるさま
疾風迅雷	しっぷうじんらい	動きや進行が非常に素早いこと
電光石火	でんこうせっか	非常に素早く行動すること
快刀乱麻	かいとうらんま	複雑な事を手際よく解決すること
馬耳東風	ばじとうふう	他人の意見や忠告を聞き流すこと（対比的に使用）

まとめ：一瀉千里は勢いと流れを象徴する言葉

「一瀉千里」は、一気に物事が進む様子や流れるような言葉の運びを描写する四字熟語です。
スポーツの実況やビジネスの成功事例、文学や演説の場面など、幅広い分野で使える表現として覚えておくと便利です。