i124｜一寸丹心（いっすんのたんしん）とは？わずかな忠義や真心を尽くす四字熟語

一寸丹心の読み方と意味

読み方

いっすんのたんしん

意味

「一寸丹心」とは、わずかばかりの忠義や真心であっても、全力で尽くすことを意味する四字熟語です。

• 「一寸」＝非常に短い長さ・小さいことのたとえ
• 「丹心」＝真っ赤な心、すなわち誠意や真心、忠義の心

規模や力の大小にかかわらず、誠実で変わらぬ心を持ち続けることを表します。

一寸丹心の語源・由来

出典

明確な古典文献の一節に基づくものではありませんが、中国古来の忠義・誠意を重んじる価値観に由来します。
「一寸丹心」は、わずかでも真心を持つことの尊さを強調した言葉で、忠義や恩義への報いとして使われることが多いです。

一寸丹心の使い方と例文

使用シーンのポイント

• 恩を受けた相手に尽くすとき
• 微力でも誠意を示したいとき
• 小さくても変わらない忠義心を表したいとき

例文

• 彼の助力は一寸丹心に過ぎないが、心からのものである。
• 一寸丹心を尽くし、恩人に報いた。
• その行為は一寸丹心ながらも、深く人々の心を打った。

一寸丹心と関連する四字熟語

四字熟語	読み方	意味
丹心一片	たんしんいっぺん	一途な真心・誠意
忠義無双	ちゅうぎむそう	誰にも劣らない忠義心
尽忠報国	じんちゅうほうこく	忠義を尽くし国に報いること
至誠一貫	しせいいっかん	最初から最後まで誠意を貫くこと
不撓不屈	ふとうふくつ	困難に屈しない強い意志

まとめ：一寸丹心は小さな誠意を大きな価値に変える言葉

「一寸丹心」は、力や規模に関係なく、誠実で変わらぬ真心を尽くすことの尊さを伝える四字熟語です。
恩返しや忠義を表現するとき、あるいは感謝の気持ちを強調したい場面で使えば、言葉に深みが増します。