目次
一体分身の読み方と意味
読み方
いったいぶんしん
意味
「一体分身」とは、心や行動がぴったり一致して離れられないほど親密な関係や、一つのものが分かれても本質的に同じであることを表す四字熟語です。
- 「一体」=心身や存在が一つであること
- 「分身」=身を分けても同じ性質や性格を持つこと
特に、師弟関係・夫婦・親友など、深い結びつきや精神的な一体感を強調する際に用いられます。
一体分身の語源・由来
出典
明確な古典出典は不詳ですが、仏教や道教の思想に由来する表現と考えられています。
特に「分身」は、仏や菩薩が姿を変えて衆生を救うという分身説法にも関連があり、そこから「分かれても本質は同じ」という意味が広がりました。
一体分身の使い方と例文
使用シーンのポイント
- 深い信頼関係や心の一致を表すとき
- 一心同体に近い関係性を文学的に表現したいとき
- 精神的・本質的な同一性を強調したいとき
例文
- 二人は長年連れ添い、一体分身のような関係となった。
- 師匠と弟子は、一体分身のように呼吸が合っていた。
- 一体分身の仲間だからこそ、この困難を乗り越えられる。
一体分身と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
一心同体 | いっしんどうたい | 心も体も一つになっていること |
唇歯輔車 | しんしほしゃ | 密接に助け合う関係 |
一蓮托生 | いちれんたくしょう | 運命を共にすること |
同気相求 | どうきそうきゅう | 同じ志を持つ者は自然に引き合うこと |
志操不渝 | しそうふゆ | 志や信念を変えないこと |
まとめ:一体分身は深い信頼と一体感を表す言葉
「一体分身」は、離れても心が通い合い、存在が一つのように感じられる関係を表す四字熟語です。
夫婦、親友、師弟、仲間など、かけがえのない絆を語る場面で使うと、関係の深さを的確に伝えることができます。
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