目次
右往左往の読み方と意味
読み方
うおうさおう
意味
「右往左往」とは、あちこちに行き来して落ち着かない様子、混乱してうろたえるさまを表す四字熟語です。
- 「右往」=右へ行くこと
- 「左往」=左へ行くこと
つまり、右へ行ったり左へ行ったりと、行動が定まらず混乱している状態を強調しています。
日常生活では「人々が混乱して慌ただしく動く様子」を描写する際に使われます。
右往左往の語源・由来
出典
中国古典に直接の出典は見られませんが、近代以降に一般化した四字熟語です。
日本語の中でも頻繁に使われる慣用的な表現で、人ごみや非常時の混乱を形容する言葉として広く定着しています。
右往左往の使い方と例文
使用シーンのポイント
- 人々が慌てて動き回る様子を表したいとき
- 混乱・パニックの情景を描写するとき
- 批判的・皮肉的な文脈で使うことも多い
例文
- 火災報知器が鳴り、人々は右往左往していた。
- 予期せぬトラブルに社員たちは右往左往した。
- 大地震の直後、駅構内は右往左往する人であふれた。
右往左往と関連する四字熟語
四字熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
当惑狼狽 | とうわくろうばい | 困ってどうしていいか分からず慌てること |
混乱錯綜 | こんらんさくそう | 物事が入り乱れて整理がつかないこと |
東奔西走 | とうほんせいそう | あちこち奔走し、忙しく動き回ること |
七転八倒 | しちてんばっとう | 苦しみや混乱で転げ回るような様子 |
狼狽失措 | ろうばいしっそ | 慌てふためいてどうしていいか分からなくなること |
まとめ:右往左往は混乱や慌てる様子を的確に表す言葉
「右往左往」は、人々が混乱して慌ただしく動く様子を端的に表現する四字熟語です。
現代の日本語でも日常的に使われ、ニュース記事や会話の中でもよく登場します。慌てふためく情景を表現する際に非常に便利な言葉です。
コメント