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う005|羽化登仙(うかとうせん)とは?極楽の境地に達する四字熟語

四字熟語「羽化登仙(うかとうせん)」
目次

羽化登仙の読み方と意味

読み方

うかとうせん

意味

「羽化登仙」とは、羽が生えて仙人となり、天に昇ることを表す四字熟語です。
転じて、

  • 仙境に遊ぶような、限りなく心地よい境地に至ること
  • 酒に酔い、夢心地のようにうっとりすること

などを意味します。特に文学作品では、酒を飲んだときの酩酊感を「羽化登仙」に例えることが多いです。

羽化登仙の語源・由来

出典

『晋書(しんじょ)・阮籍伝』
竹林の七賢の一人・阮籍(げんせき)が酒を好み、しばしば「羽化登仙」したかのような境地に達したと記されています。

この故事から、酒の酔い心地を仙人の境地に例えた表現として広まりました。

羽化登仙の使い方と例文

使用シーンのポイント

  • 酒に酔って夢見心地の様子を表す
  • 天にも昇るような幸せな心境を表現する
  • 文学的・詩的な表現として用いられる

例文

  • 美酒に酔い、まるで羽化登仙の心地であった。
  • 彼女に出会ったときの喜びは、羽化登仙の思いだった。
  • 夢が叶った瞬間、羽化登仙の境地に立つような気分になった。

羽化登仙と関連する四字熟語

四字熟語読み方意味
醍醐味だいごみ物事の本当の面白さや深い味わい
瀟洒落脱しょうしゃれつ俗っぽさがなく、さっぱりして風流であること
心醉神迷しんすいしんめい心がひどく酔いしれ、夢中になること
恍然大悟こうぜんたいご突然、はっきりと悟りを得ること
天衣無縫てんいむほう自然で飾らず、完全で欠点がないこと

まとめ:羽化登仙は、夢心地の境地を表す美しい言葉

「羽化登仙」は、仙人のように天に昇る心地よさや陶酔感を表す四字熟語です。
酒席の場面や、大きな幸福感を表すときに使うことで、文章に格調と詩情を与えることができます。

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